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どれが高速!? IEEE 802.11ac製品選び 第2回

866Mbpsで十分!? 1万円以下から買える11acミドルクラス製品の実力は?

2014年06月19日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

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独自のアンテナ技術&ノイズ遮断技術が光る
NECアクセステクニカ「AtermWG1400HP」

NECアクセステクニカの「AtermWG1400HP」。本体サイズは幅111×奥行33×高さ170mm

NECアクセステクニカの「AtermWG1400HP」。本体サイズは幅111×奥行33×高さ170mm

 「Aterm WG1400HP」は、NECアクセステクニカが誇る超小型アンテナ「μSRアンテナ」を採用して伝播効率を向上させた866Mbps対応の11acルーター。「μEBG」技術によって内蔵アンテナに影響するノイズを遮断して安定した通信を行なえる。

横置きも可能。背面にはギガビット対応有線LAN×4、USB×1を搭載

横置きも可能。背面にはギガビット対応有線LAN×4、USB×1を搭載

 本体背面にはギガビット対応有線LANポートが4基、USBポートが1基搭載される。USBポートに外付けHDD、USBメモリーなどを接続すると、ファイルサーバー、DLNA対応のメディアサーバーとしても活用できる。

 スマホでの設定も簡単で、専用アプリ「らくらくQRスタート2」」をスマホに導入すれば、付属する設定シートのQRコードをスマホで読み取るだけで接続設定が完了する。

 「AtermWG1400HP」の実売価格は1万2000円前後。また、同一ルーターをセットにした「AtermWG1400HPイーサネットコンバータセット」は2万円前後。866Mbpsに対応した子機「AtermWL900U」が付属する「AtermWG1400HP USBスティックセット」は1万7000円前後だ。

8000円前後で買える1400HP下位モデル
NECアクセステクニカ「AtermWF1200HP」

NECアクセステクニカの「AtermWF1200HP」。本体サイズは幅97×奥行33×高さ146㎜とAtermWG1400HPより若干小型

NECアクセステクニカの「AtermWF1200HP」。本体サイズは幅97×奥行33×高さ146㎜とAtermWG1400HPより若干小型

 「AtermWF1200HP」も866Mbps対応の11acルーターで、AtermWG1400HPと同様にμSRアンテナやμEBGといった独自技術により良好な状態での無線通信が可能な製品。WG1400HPより一回り小さいサイズで、搭載するLANポートは3基になっている。

背面の有線LANは3ポートでUSB端子もない

背面の有線LANは3ポートでUSB端子も非搭載となる

 LANポートの最大通信速度が100MbpsであるとともにWANポートも最大通信速度が100Mbpsなのも上位モデルとの違い。本機で有線LAN環境は組まない(無線LANアクセスポイントとしてのみ使用)、またはギガビットの速度は必要ない、というであれば選択する意味のある製品だろう。

NFCタグが付属。スマホをタッチするだけで設定が完了する

NFCタグが付属。スマホをタッチするだけで設定が完了する

 スマホからの設定をより簡単にする「らくらく「かざして」スタート」に対応。NFC対応スマホに専用アプリをダウンロードしたら、添付のNFCタグにスマホをかざすだけで設定が完了する。QRコードの撮影も不要というのはスマホ利用がメインの人にとってWi-Fiの設定をより容易にするだろう。

 「Wi-Fi TVモード中継機能」を搭載し、AtermWF1200HPを11acの“中継器”として利用できる。上位機種であるAtermWG1800HPやAtermWG1400HPの無線通信範囲拡大にも利用可能だ。

 「AtermWF1200HP」の実売価格は8000円前後。また、同一ルーターをセットにした「AtermWF1200HPイーサネットコンバータセット」は1万4000円前後。866Mbpsに対応した子機「AtermWL900U」が付属する「AtermWF1200HP USBスティックセット」は1万3000円前後だ。

(次ページに続く、「アイ・オー・データ機器 WN-AC1167DGR」)

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