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スマホで始める「音楽アプリ部」 ― 第48回

完成された音は作った本人さえもわからない

確率をいじって音を作る理系もビックリのアプリ「SECTOR」

2014年06月15日 15時00分更新

文● 藤村亮

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 以前、音楽アプリ部で紹介した「Glitch Breaks」。リズムを細かくスライスしてリピートさせたり、早送りしたりすることでビートにアクセントを加えて楽しむ「スライスシーケンサー」というジャンルのアプリケーションでした。

 今回紹介するiOS向けアプリ「SECTOR」は同じスライスシーケンサーではありますが、Glitch Breaksとの大きな違いは確率を操れるところにあります。

 では確率を操るとはどういうことなのか。その摩訶不思議なビートアプリを解説していきます。

公式動画を見てついつい魅力にひかれてしまいました

リズムサンプルは100種以上、オーディオデータを読み込んで再生も可

 SECTORの画面構成はシンプル。基本的に単一の画面で演奏、シーケンサーのコントロール、プロジェクトの読み込みやセーブなどができます。

真ん中の円が音を出したり変えたりする部分で、周囲に細かな機能やエフェクトが配置されています

 画面右上の「PRJ」をタップするとプロジェクトメニューが開き、プロジェクトのロード、セーブ、新規プロジェクトの作成ができます。SECTORのプロジェクトとは一般的な音楽アプリで言うところのソングデータに当たります。様々なコンセプトで組まれたバンドルプロジェクト(プリセット)が全50種用意されており、どれも個性的な仕上がり。自分で作成したプロジェクトはカスタムプロジェクトとして保存されます。

 ひとつのプロジェクトを再生中に、ほかのプロジェクトへの切り替え再生もリアルタイムで可能なので、ここでの切り替えだけでもトリッキーなグルーヴを生み出せます。また、外部MIDI機器との連携、ユーザーズガイド、メーカーサイトへのリンクなどもこのPRJメニューにまとまっています。

PRJメニューでHyperSpeedからSlowGlitchへと、極端な切り替えも音切れすることなくつなげられます

 PRJメニュー横の「SND」をタップするとサウンドメニューが開きます。ここではプロジェクト内で使用するリズムサンプルの読み込みや、ビートの拍数、セクター数(セクターについては後述します)の増減などをコントロール可能。

 リズムサンプルはBPM60~175までのループが全104種類で、BPMやサンプル名での並び替えができます。iPadのAudioShare-AudioPaste機能を使ってほかのアプリからオーディオデータを読み込むこともできるので、「Music Studio」や「BeatMaker 2」などのiOS向けアプリで自作した楽曲もリミックスして楽しめます。

どのリズムサンプルも低音の効いた本格的なEDMループでいじり応えがあります

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