050番号を無料で維持できるのは「IP-Phone SMART」だけ!
続いて「IP-Phone SMART」と他社のIP電話サービスを比較してみよう。
まずは基本料の面で考えると、無料のものとして安心してオススメできるのは「IP-Phone SMART」だ。同じく基本料無料をうたう他社サービスもあるが、実は、月の通話料が315円未満だと月間利用料として315円が加算される。使わなかった月でも完全に無料で運用できるのは「IP-Phone SMART」だけだ。
携帯への通話料が最安となるのはSkypeだが、プランによって通話時間に制限がある点が使いづらい。国際電話についても同様で、どの国にかけても料金固定で時間制限のない「IP-Phone SMART」のほうが使いやすい。
050番号については、国内のIP電話サービス3社はいずれも無料で取得できるが、「Skype」については有料だ。しかも3ヵ月で2250円とかなり割高になっている。IP電話番号がないと固定電話や携帯電話から着信できないため、特殊な事情がない限りSkypeの利用は避けたほうがよさそうだ。これら条件を総合して考えると、「IP-Phone SMART」が一番のオススメとなるのだ。
他社サービスとの比較 | ||||
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― | IP-Phone SMART | N社P | A社C | M社S |
月額基本料 | 無料 | 300円 | 無料 (ただし月の通話料が315円未満だと月間利用料として315円かかる) |
400円(60分間) ※固定電話&携帯電話向けプラン |
支払い方法 | クレジットカード、デビットカード(楽天銀行、スルガ銀行) | クレジットカード | クレジットカード、プリペイド(コンビニ払い) | プリペイド(クレジットカードによる前払い) |
申し込み時の 電話番号 (携帯番号) の登録※ |
必要なし | 必要 | 必要 | 必要なし |
固定電話 | 8円/30秒 | 8円/3分 | 8円/3分 | 6.67円/1分 |
携帯電話 | 8円/30秒 | 8円/30秒 | 7.5円/30秒 | 6.67円/1分 |
PHS | 8円/30秒 | 5円/30秒 | 不明 | 不明 |
アプリ同士 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際電話 | 8円/30秒 | 9〜700円/1分 (国によって異なる) |
2〜200円/1分 (国によって異なる) |
6.67円/1分 |
050番号 | 無料で発行 | 無料で発行 | 無料で発行 | 2250円/3ヵ月、または7500円/12ヵ月 |
※契約時に、別途利用している電話番号の登録が必要となる
「IP-Phone SMART」+格安SIMなら
月額料金がさらに激安に!
月額1000円程度の料金で高速なLTE回線を利用できるMVNOサービス、通称「格安SIM」を使えば、通信費の総額をさらに抑えることが可能だ。大手通信事業者(キャリア)のLTE対応スマホだと基本料とISP(インターネットサービスプロバイダー)料金、パケット定額プランで月額5700〜7000円(税別)程度かかるが、フュージョン・コミュニケーションズが提供する「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」を使えば月額料金はわずか900円(税別)だ。
大手通信事業者(キャリア)の標準的なプランと格安SIMとの料金の違い | ||||
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― | 楽天ブロードバンドLTE エントリー プラスプラン |
D社 | A社 | S社 |
月額基本料 | 900円 | 743円 | 934円 | 934円 |
ISP料金 | 0円 | 300円 | 300円 | 300円 |
LTEパケット 定額プラン |
0円 | 4700円 | 5700円 | 5700円 |
合計 | 900円 | 5743円 | 6934円 | 6934円 |
以下のグラフは、それぞれの月額料金に通話料(割引オプションは非適用)を加えた合計金額を表わしたものだ。大手通信事業者(キャリア)では通話時間が2時間を超えると月額料金が1万円をオーバーしてしまうのに対し、「IP-Phone SMART」と格安SIMの組み合わせなら3000円以下ですむのが分かるだろう。
格安SIMサービスを使うにはXi対応端末やSIMフリー端末が必要で、音声通話などに対応しているサービスは少ないのだが、「IP-Phone SMART」を使えば問題なく音声通話が行なえるようになる。この組み合わせで運用することで、一段と月額料金を減らすことができるわけだ。