このページの本文へ

業界人の《ことば》から 第90回

本拠地の関西圏以外でも好調な滑り出し

mineoは翌日までに3000件もの申し込み──藤野隆雄社長

2014年05月19日 09時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

初めてのau 4G LTE回線を採用、800MHz帯の高速通信

 MVNOとして、初めてau 4G LTEの回線網を使用。プラチナバンドである800MHz帯を使用した高速LTEを実現しており、1GBまでの契約であれば月額980円で利用できる。「300文字程度のLINEやメールなどの文字情報のやりとりであれば、20万通以上、スマホ版Yahoo!Japanのトップページであれば4000回以上閲覧できる」(ケイ・オプティコム モバイル事業戦略グループ・津田和佳グループマネージャー)という。

LCMCという新しいカテゴリーであると自負する

 イオンの格安スマホが注目を集めているが、「わずかな時間で予約申し込みが1000件を突破したのは、他社のMVNOと比較して、通信スピードが速い点が評価されているのではないか」(同社)としている。

 また、090番号がMNPで従来の番号のまま使えるのも特徴で、データ通信に月額610円を加えるだけで音声通話が可能だ。音声通話に関しては、050通話アプリ「LaLa Call」を無償で提供。これにより通話料を抑えることも可能となっている。

 そして、京セラのDIGNO Mを端末に採用。一括払いで4万8000円、分割では2000円×24ヵ月で提供する。

 「テザリングやおサイフケータイ、ワンセグも利用できるなど、現行のスマホと同等の機能を持ち、利便性が高い。これまでMVNOをためらっていた一般層が一気に流れてきているのではないか。価格を抑えつつ、利便性を提供することができるサービスとして認知されはじめている」とする。

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ