出そろった超小型PCベアボーンを使うならどれがいい？ 第1回

インテルのNUC　超小型PCのスタンダードから必要な性能を学ぶ

ネクスト・ユニット・オブ・コンピューティング＝NUC

　今回は、インテル製NUCシリーズをチェックしていく。最新機種では「Core i5-4250U」、および「Core i3-4010U」を搭載したモデルがあり、mSATAでストレージを接続するバージョンと、2.5インチのストレージのみ搭載可能なバージョンが用意されている。

右がD54250WYKH、D34010WYKH。左がD54250WYK、D34010WYK。高さが異なるが、接地面積は変わらず。2.5インチのストレージを搭載するぶん、背が高くなった

　まずはmSATA接続のみの「D54250WYK」、「D34010WYK」を見ていこう。筐体は116.6×112×36mmで、平面のみを見るとCDケースと大差がないものになっている。CPUは「Core i5-4250U」か「Core i3-4010U」を選べ、メモリーはDDR3L 1600/1333に対応。

電源ボタンは天板部にある。また左側面には盗難防止用ロックケーブルを接続可能だ

　インターフェースは、mini DisplayPort×1、miniHDMI×1、USB 3.0×4、ヘッドフォン端子、赤外線ポート、有線LAN。内部インターフェースには、フルサイズのmini PCI Express×1、ハーフサイズのmini PCI Express×1、USB 2.0ヘッダー×2、SATAポートがある。

正面にはUSB 3.0×2、ヘッドフォンジャック、赤外線ポートがある

背面。mini DisplayPort×1、miniHDMI×1、USB 3.0×2、有線LANがある。また上部に見えるスリットは排気用のもので、ファンレスではない

　USB 2.0ヘッダー×2とSATAポートは、筐体のサイズ的に実質使用不可だが、裏フタを使用しないストロングスタイルの場合は、さらなる拡張性を得られる。

付属品はVESAマウントアダプター（75、100対応）。ACアダプターは本体だけで肝心のケーブルは別売り。ミッキータイプのケーブルを探そう

裏フタを開けたところ。メモリーは最大16GBまで搭載可能。右に見るものがmini PCI Expressスロット。裏フタを使用不可能になるが、SATA、USB 2.0ピンも使用できるため、やんちゃなファイルサーバー自作も楽しめる

　（→次ページヘ続く　「2.5インチHDD/SSDを内蔵できるNUC」）