タニタは5月14日、医療施設や研究分野といったプロフェッショナル仕様の体組成計で使われているデュアル周波数計測機能を採用し、精度を向上させた家庭用体組成計の新ブランド「インナースキャンデュアル」を発表。第1弾商品として2製品を5月30日に発売する。
一般的な家庭用体脂肪計・体組成計は計測方式として身体に微弱な電流を流して抵抗値から脂肪量を測定する生体インピーダンス法を採用しているが、身体の水分などによって計測結果が安定しないことがある。医療施設などで使われる業務用体組成計では2つの周波数で体組成を計測するデュアル周波数計測を採用しており、インナースキャンデュアルはこの技術を取り入れた家庭用体組成計。
発売される製品は「RD-900」と、50g単位の高精度計測が可能な「RD-901」の2製品。どちらのモデルもデュアル周波数計測を搭載。また、国内メーカーの体組成計で初めてBluetooth 4.0 Low Energyに対応し、計測結果をiPhoneに転送、無料で提供されるアプリを用いて健康管理に役立てることができる。専用アプリは5月14日よりAppStoreで提供される。
計測項目はRD-900が体重、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、推定骨量、BMIの6項目、RD-901はさらに基礎代謝量、体内年齢、体水分率の計9項目。いくつかの数値は標準値と比較して注意度を判定する機能を持つ。サイズは2モデルとも幅328×縦298×厚み31mm(RD-901は厚み32mm)。カラーはブラックとホワイトの2種類。価格はオープンプライス。