愛犬が迷子になったら地図で居場所を確認する
ペットフィットタグとペットフィットステーションがBluetoothで通信できている場合は、エリア内にいると判断される。通信が切れて10分間が経つと外出したと認識され、登録したメアドに「エリア外通知」が送信される。一緒にいる場合や、ペットステーションの電源が切れている場合などはいいが、意図せず愛犬が外出してしまったなら居場所を確認しよう。指定した間隔でペットフィットタグがGPSデータを3G回線でアップロードするので、ホームページから確認する。詳細な地図で現在位置が表示されるので、迎えに行こう。地図を拡大すると細かい位置も出るので、公園やドッグランで遊ばさせているときにも利用できる。
愛犬のデータを管理する
ペットフィットタグで収集した、歩数と環境温度はホームページで確認できる。食事のデータも登録しておけば、カロリーのコントロールも可能だ。食事を登録する時に、重量ではなくカロリーで登録するのが実践的でうれしいところ。
注意したいのがペットフィットタグのバッテリーだ。エリア内なら190時間、みまもりエリア外なら10時間持つとのことだが、実際には1日でバッテリー低下のアラートが届く。1日2~3回の散歩が入ると、丸2日間持つかどうかと言うところだろう。電池切れでいざという時に使えないのは困るので、毎晩寝る時に充電し、朝の散歩の前に装着するというのが現実的かもしれない。
愛犬の居場所管理ならイチオシのデジタルアイテム
端末代を抜くと、月あたり625円で「ペットフィット」が使えるなら安いと感じた。歩数計測やカロリー管理は他のサービスでも利用できるが、現在位置を測定し、単体でクラウドにアップロードできるのは頼もしい。
当然、愛犬が勝手に外出したときの保険にもなるが、散歩管理にも使える。例えば、朝は自分が散歩させているが、昼と夕方は家族が担当している場合。ペットフィットがあれば、散歩に出たときと帰ったときにメールが届く。外出中はGPSで現在位置の確認も可能だ。散歩をさぼっていれば、すぐに把握できるのだ。
愛犬の居場所をチェックしたいというニーズがあるなら、「ペットフィット」の導入を検討してはいかがだろうか。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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