2014年3月にドコモは「ペットフィット」を発売した。愛犬の居場所や健康管理ができるサービスで、専用端末を愛犬に装着し、さまざまなデータを取得、クラウドで管理できる。遠隔地にいる愛犬の状態を確認できるので、留守や迷子の時でも安心。今回は、「ペットフィット」で離れているペットの居場所や環境をチェックするワザを紹介しよう。
ドコモの愛犬向け新サービス「ペットフィット」
ドコモの「ペットフィット」は3月にスタートしたばかりの、愛犬向けサービス。専用端末を愛犬に装着し、現在位置や様子を遠隔地からでも閲覧できるのが特長だ。万が一、犬が外に出てしまった時でも、GPSで現在位置を確認できるし、普段でも会社から自宅の愛犬が寝ているのか動いているのか、どのくらいの気温の所にいるのかがわかる。歩数のカウントもでき、専用サイトからアクセスすれば健康管理にも役立てられる。
ペットフィットは3G通信機能を内蔵しており、単体でデータをクラウドにアップロードする。そのため、利用にはドコモとの契約が必要になるが、ドコモの携帯を所持していなくても利用できる。「ペットフィットタグ 01対応通信プラン」として、「プリペイドデータプラン 75MB」が用意されており、初回契約時は2万5900円がかかる。内訳は端末代金が1万6400円、通信料金1年分75MBが5100円、付加機能使用料が2400円、事務手数料が2000円だ。翌年以降は、年間で通信量5100円と付加機能使用料の2400円だけが発生する。
愛犬に装着する「ペットフィットタグ 01」は幅50×奥行き17.3×高さ32mm、重量は約29gとコンパクト。容量400mAhのリチウムイオンポリマー電池を搭載しており、「ペットフィットステーション 01」にセットして充電する。
ペットフィットの利用には携帯メールの登録が必要
まずはアカウントを作成する。ペットフィットのサイトにアクセスし、docomo IDとパスワードを入力する。ドコモ製のスマホでアクセスする場合は、自動認証される。Wi-Fi接続だと自動認証されないので、3G/4G接続にしておこう。docomo IDを持っていない場合は「docomo IDを発行する」から取得する。
メインのメールアドレスは、携帯会社ドメインのアドレスに限られる。ドコモでなくても良いが、PC用のメールやGmailではNG。その後、2つめのメールアドレスを登録できる。こちらはPC用でもいいのだが、愛犬の現在位置を確認するためのパスコードはメインのメールアドレスにのみ送られる。普段使っているスマホのメアドを登録しよう。また、その際、@docomopet.comからのメールを受信できるようにしておくこと。メールが届かないという人は、携帯メールの迷惑メール設定を確認してみよう。
メール認証をしてログインしたら、ペットフィットタグを登録する。IDはマニュアルと一緒に同梱されている「IDペーパー」に記載されている。
初期設定として、データ取得間隔やヘルスデータ送信間隔を指定する。間隔を短くすればよりリアルタイムにデータが反映されるが、タグの電池が早く消耗してしまう。必要最低限の間隔にしておこう。オススメとしては購入当初は短めに設定し、使い方に慣れたり、バッテリーの充電が面倒になってきたら長めに設定すればいい。
ペットフィットは単体でクラウドにデータを送信する。Androidはアプリも用意されているが、iPhoneを含めスマホやPCからはウェブからアクセスできる。ペットフィットのページはホーム画面に登録しておくと便利だ。
この連載の記事
-
第2回
トピックス
プルプル回数も! 愛犬の行動と環境をチェックして健康を管理するワザ -
第1回
トピックス
ペット×デジタル、愛犬にアクションカムを装着すると何が見える? - この連載の一覧へ