Windows 8.1 Updateの特徴の1つに、メモリフットプリントの削減や小容量ストレージでの稼働といった要素がある。
もともとWindows 8.0では動作要件として、32bit版ではメモリ1GBという仕様である。確かに1GBの32bitマシンにWindows 8.0/8.1をインストールすることは可能だったが、起動直後の状態でメモリスワップが多数発生して、“実用的”とは言いがたい状態だった。これがWindows 8.1 Updateで何か変わるのだろうか?
とりあえず手元にあった、Windows 8.0をインストールしたAtom搭載の富士通「LOOX U/B50N」を取り出して、アップデートを行なった。
Windows 8から8.1 Updateへは
順番にWindows Updateをかける必要はない
ちなみにこのマシン、1年近く電源を入れなかったため、起動すると大量のWindows Updateが表示され、そのインストールだけでも相当な時間がかかりそうだった。しかし実際には、真面目にWindows Updateを実行する必要はない。
Windows 8.0が動作しているマシンをWindows 8.1 Updateまで持っていくには、Windows Updateの「KB2871389」(http://support.microsoft.com/kb/2871389/ja)をインストールすればよい。Windowsストアから8.1にアップデートする場合は、必要なWindows Updateを先にインストールする必要があるので注意しよう。
このことを知らないと、Windows 8.0でメモリが少なくて見捨てたようなマシンをWindows 8.1 Updateまでアップデートするには非常に苦労することになる。こうしたマシンはストレージ容量も小さく、大量のWindows Updateを行なうだけで、残量がどんどん減っていく。一般にWindows Updateは、適用以前に戻すために、置き換えられたシステムファイルなどを保存しているからである。
Windows Updateには空き容量が必要
そこでディスクのクリーンアップを実行する
また、「KB2871389」などをインストールするのには、ある程度の空き容量が必要になる。こうした空きを作るには、アプリをアンインストールするなどの作業が必要だが、簡単な方法として「ディスククリーンアップ」を使う方法がある。Windows 8.xでは、標準ではアプリ画面などに表示されないが、スタート画面(またはアプリ画面)設定チャームを使い、「タイル」から「管理ツールを表示」をオンにすると表示されるようになる。また、プログラム自体は、「C:\Windows\System32」にある「cleanmgr.exe」なので、これを実行すればよい。
標準状態では、システムファイルのクリーンアップをしない。Windows Updateに対するリカバリー用のファイルなどを解放するには「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを押し、アプリケーションのモードを切り替える。
再起動したディスククリーンアップでは、タブが2つある。「ディスククリーンアップ」タブは再起動する前からもあるが、リストにはシステム系のデータの削除などの項目が追加されている。原則すべての項目を削除指定してしまって問題ない。また、Windowsをクリーンインストールした場合、旧Windowsフォルダが残ることがあるが、これはリストに「Windowsのインストール」という項目が表示されるので、これをオンにすることで削除される。
さらに空き容量を増やすには、「その他のオプション」タブを選択して、「システムの復元とシャドウコピー」にある「クリーンアップ」ボタンを押す。確認のダイアログが出るがここで「削除」を押す。ただし、削除作業は、ディスククリーンアップのウィンドウにあるOKボタンを押さないと開始されない。
なお、こうした作業は長時間になりやすいので、事前にWindows Updateの設定(「コントロールパネル」→「Windows Update」→「設定の変更」)で、「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」を選んでおく。そうしないと、こうした作業のバックグラウンドでWindows Updateのダウンロードやインストールが行なわれてしまうからだ。
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