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エプソン「Endeavor TN10E」はビジネス向けタブレットの大本命 第4回

持ち運びやすさとスタミナ面では十分な性能

「Endeavor TN10E」の持ち運びやすさとバッテリー性能をチェック

2014年03月13日 11時00分更新

文● 高橋量

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実際のバッテリー性能を現実的なテストで検証

 次に「Endeavor TN10E」のバッテリー駆動時間について見てみよう。カタログ上では約7.7時間の駆動が可能とされているが、これは「JEIDAバッテリー駆動時間測定法(Ver.1.0)」に基づいた測定結果で、実際の利用に則した結果ではない。そこで無線LAN経由でネットにアクセスする現実的なテストで、実際のバッテリー駆動時間を計測することにする。

 まずWindows 8.1の電源プランを「省電力」に変更した上で、画面の明るさを40%に設定。ボリュームを50%とし、Bluetoothと無線LANは有効にしている。内蔵GPUの各種設定を行なう「AMD Catalyst Control Center」の電力設定はデフォルトのままだ。

「AMD Catalyst Control Center」の電力設定は特に変更していない

 テストに利用したソフトは「BBench」だ。60秒ごとのWebアクセスと10秒ごとのキー入力設定を有効にした上で満充電の状態からテストを行なったところ、開始から5時間42分でバッテリー残量が5%となり休止状態へ移行した。7.7時間には届かなかったが、現実的な運用でこれだけもてば十分だろう。ネットを繋がない場合は無線LANをオフにしたり、液晶ディスプレーの明るさをさらに下げることで、駆動時間が延長する可能性もある。

 なお「Endeavor TN10E」ではユーザー自身でバッテリーを取り外すことができないため、バッテリーの持ちが悪くなってきたらエプソンダイレクトの「バッテリー交換サービス」を利用する必要がある。料金は1万9950円と高いため、過充電や過放電を避けてバッテリーが劣化しないよう心がけたほうがいいだろう。

外出先でも快適に使えるモバイル性能

 今回は「Endeavor TN10E」のモバイル性能について検証したが、持ち運びやすさとスタミナ面では十分な性能を持っていると言える。外出先に持ち歩いても重さはさほど気になるレベルではなく、バッテリー切れで困ることも少ないだろう。11.6型のフルHD液晶ディスプレーは情報量が多く見やすい点も、ビジネスでは有利だ。外出先での資料の確認やメモの作成はもちろん、打ち合わせやプレゼンなどでも活躍するに違いない。



エプソンダイレクト株式会社
 

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