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ソニーのフルサイズ・デジカメ「α7」を使い倒す! 第2回

あまりデジカメの知識のない人にこそ真価が発揮?

「α7(ILCE-7)」の魅力は、ISO12800も許容できるフルサイズセンサー

2014年02月24日 11時00分更新

文● 周防克弥

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高感度での画質はかなり優秀

 「α7」は画素数が約2430万画素あるため、ファイルのピクセル数は6000x4000ピクセルになる。当然、現在広く使われているフルHD(1920×1080ドット)のディスプレーには、100%表示では収まらず、約25%の大きさに縮小してちょうど良い状態だ。ISO12800の画像でも、25%に表示するとノイズはそれほど気にならないレベルだ。ISO25600でちょっと目立ってくる感じだ。

「α7」の高感度での画質は、他のデジカメと比べてもかなり優秀な部類に入る

 また、6000x4000ピクセルの画像を350dpiで印刷しようとすると、大体43x29cmのサイズになる。これは、ほぼA3の用紙サイズに相当する大きさだ。個人的な許容範囲にもよるだろうが、よほど大きく印刷するのでなければ、ISO12800程度ならノイズは気にならないと思う次第だ。

 なお、高感度での画質は他のデジカメと比べてもかなり優秀な部類に入る。APS-Cサイズ機に比べて感度で2段分くらいのアドバンテージはあるので条件の悪いシーンでもカメラの性能によってカバーしてもらえるのは嬉しい。

 「α7」は構成的にハイエンドユーザー向けのデジカメではあるが、高性能なカメラは撮影者の腕前や条件までも含めてカバーしてくれる。暗いシーンで気軽にコンデジ等で撮ってしまうとノイズだらけの写真になってしまうが、「α7」ならノイズも目立たず普通に撮れる。

 もしかすると、あまりデジカメの知識のない人にこそ、高性能なデジカメの真価が発揮されるのではないだろうか?

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