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アプリケーション開発者向けのAPIやSDKも公開へ

ラッカス、Wi-Fi位置情報サービスをクラウド型で提供

2014年02月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 ラッカスワイヤレスジャパンは、業界初を謳うクラウドベース位置情報サービス(LBS = Location Based Service)「Ruckus SPoT(Ruckus Smart Positioning Technology)」を発表した。2014年度の第2四半期(4月~6月)から提供開始の予定。

 Ruckus SPoTはクラウド型で提供されるため、これまでの位置分析技術のようにオンプレミスの設備を持つ必要がないという。同社の「Ruckus Smart Wi-Fi」の設置場所であれば、新たに機器を追加する必要はなく、即座にサードパーティーの分析サービスやモバイルアプリケーションを利用できる。また、アプリケーション開発者向けの「Ruckus SPoTロケーションエコシステム」も発表。パートナーがモバイルアプリケーションを開発するためのオープンなAPIとSDKが公開される。

Ruckus SPoTのトラフィックグラフ

Ruckus SPoTのヒートマップ

 さらに、米YFindテクノロジーズの買収に伴い取得した特許取得済の室内位置情報アルゴリズム(Indoor Positioning Algorithm)を活用することにより、より正確な位置情報の特定が可能となった。ラッカスワイヤレスは特許取得済のBeamFlexアダプティブアンテナの技術を活用。BeamFlexは、複数のメトリクスの相関から高い精度で位置情報を検出するという。エンドユーザーがどこにいるかを把握することにより、企業はエンドユーザーが求める周辺情報や安全情報等、現在地に関連したコンテンツを送信できるとのこと。

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