今度の「PowerShot N」は
被写体と自分の両方同時撮り！
「PowerShot N100」
ニューコンセプトの製品として昨年登場した「PowerShot N」。従来モデルはフリースタイルを追求したモデルだったが、4月下旬に発売となる新モデル「PowerShot N100」（3万4800円）は被写体だけでなく、撮影する人も一緒に撮るというコンセプトのデジタルカメラだ。
デジタルカメラとしては光学5倍ズームレンズに1/1.7型（1210万画素）のCMOSセンサーを搭載するスタンダードな仕様だが、最大の特徴は背面液晶の上に「ストーリーカメラ」と呼ばれるサブカメラを搭載する点。
本体背面。モニターの上にサブカメラを内蔵する
背面モニターはチルト式だ
ライブビューではメインカメラ（被写体）の映像の上に子画面でサブカメラ（撮影者）の映像が表示され、静止画撮影モードでシャッターボタンを押せば、そのまま画像として記録される。子画面は右上／左上／右下／左下の4隅に移動が可能で、大きさも変更できる。
動画モードでも同様で、いわゆるワイプのような感じでメインカメラの映像の上にサブカメラの映像が合成されて記録される。
さらに「プラスムービーオート」と呼ばれるモードでは、動画にところどころで静止画が挿入される、という映像を記録可能。
本体上面。中央にマイクを搭載。左にはフラッシュを内蔵する
加えて、「ストーリーハイライト」と呼ばれる動画作成機能も搭載する。これは、撮影された静止画の中から、笑顔や顔の動きなど感情の動きが見られるものを自動でピックアップし、選択されたテーマ（日付や人物、特定のイベントなど）に沿って静止画を順々に表示する。同じ構図（連写）の写真や、過度なボケ、不適切な露出といった失敗写真を除外する設定も可能で、基本的にはボタン1つでアルバム動画が作成できる。
世界最深！ 水深25mで撮影可能な
防水デジカメ「PowerShot D30」
「PowerShot D30」
このほか、水深25mでの撮影も可能な「PowerShot D30」（3万1800円）を3月中旬に発売する。防水コンデジとしては世界最深とのこと。加えて、2mからの落下に耐えうる耐衝撃性と、マイナス10度での動作が可能な耐寒性能を持つ。撮像素子は1210万画素のCMOSセンサーで、光学5倍ズームレンズを内蔵する
本体背面。右側上部にズームボタンを搭載
本体上面。電源ボタンとシャッター、動画記録ボタンがある
