「肉まんとキン肉まんください」とコンビニの店頭で言っている人がいるとする。ふざけてんのか? と思うようなシーンだがふざけているわけではなく、マジで売っている。1月14日からファミリーマートで。
ウォーズまん、ラーメンまんに続く、漫画作品「キン肉マン」とのタイアップ中華まん「キン肉まん(牛丼風)」だ!
「キン肉まんください」と言うのに若干の羞恥を覚えつつも入手したキン肉まん。「キン肉まんください」と普通に言うのは恥ずかしく、「あのー、肉まんとキン肉まん? ていうのください」と言ってしまったキン肉まん。
店員さんは「はい、肉まんとキン肉まんですね。おひとつずつでよろしいですか」と全く動じることなく応対してくれた。「キン肉まんください」などとコンビニで言っている人がいたら面白いのだから、少しくらい笑ってくれてもいいんじゃないかな? とも思ったが世の中そうもいかない。
キン肉スグルの大好物である牛丼をイメージした牛丼風の具材、焼印で表現した「肉」マーク。少し顔色が黄色すぎるような気もするし、わずかに頼りなさも漂っているが、なんともキュートだ。
早速食べてみると、一口で「あ、牛丼だ」といった印象。牛丼チェーンのような牛丼ではなく、中華風のとろみがついたレトルト牛丼に近い味わいだ。オーストラリア産という牛肉はほろほろとやわらかく、ときどき表れるたまねぎがいいアクセントになっている。みりんと醤油のバランスも中華まんの皮とマッチする絶妙な甘辛さで程よい。
一つ気になったのは全体に占める皮の比率が大きいこと。中華まんを食べる際、具をメインと考えるか皮をメインと考えるかで見解が大きく分かれる点だろう。皮派ならば牛丼風のたれが染込んだ皮を存分に楽しめるだろうし、具派なら若干の物足りなさを感じてしまうかもしれない。
味の方は実際に購入して味わってみて欲しいが、やはり一番のポイントはデフォルメされたキン肉まんのかわいらしい見た目だろう。別部署の人まで反応を示すくらい、インパクト大だ。180円でこれだけ人を楽しい気分にさせる食品もそうそうない。
全国のファミリーマート約1万200店舗で100万食限定販売とのことなので、買い逃さないように注意してほしい。
というわけで、今日のジャンク部はキン肉まん(牛丼風)でした。ごちそうさまでした。
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