【5月】
各社夏スマホを発表
au、4G LTEに相次いで障害発生
5月は例年通りに夏スマホの発表会ラッシュ。ドコモはXperia A&GALAXY S4のツートップ戦略を展開。各社多数のスマホが登場する中での2機種の優遇が、どういう結果をもたらすかにも注目が集まったが、Xperia Aがヒット商品になる一方、パナソニック&NECカシオのスマホ事業からの撤退につながったのも確かだ。
auの夏スマホは「HTC J One」が注目を集めた。そのauは、4月27日、5月29日、30日と相次いで、4G LTEの大規模障害が発生。さらにiPhoneのカバーエリアの表記問題についても、消費者庁から問題を指摘されている。
5月のトピック
●【ドコモ夏スマホまとめ】GALAXY S 4&Xperia Aのツートップ!
●【au夏スマホまとめ】金属が美しいHTC J Oneなどフォートップ
●【ソフトバンク夏スマホ まとめ】世界最軽量防水スマホに注目
●消費者庁、auの4G LTEのエリア表記について措置命令
●KDDI、大規模障害について説明&謝罪 対象ユーザーに700円割引
【6月】
ソフトバンク、Sprintの買収正式決定
日本通信から不思議なリリース
ソフトバンクによるSprintの買収案が2012年秋に発表されたのち、Dish Network社から対抗案が提示されるなどの出来事もあったが、結局は金額を上積みすることで決着した。
ネット上で話題になったのが、日本通信による「WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で」と題されたニュースリリース。SIMロックフリーとして発売予定のモバイルルーターが、発売日当日にロックが掛かっていたことが判明したとのことだが、なんとも不思議なリリースだった。
6月のトピック
●ソフトバンクのスプリント買収、金額アップで株主総会に
●日本通信、LTEルーターの発売を延期 SIMロックがあったため
●イー・モバイルのLTEスマホが7月にソフトバンク3G網が利用可に
●auもiPhoneの下取りプログラムを開始 INFOBARも
●2.5GHz帯にUQとWCPが申請 TD-LTEベースのサービス提供か
【7月】
ウィルコム、正式にソフトバンク子会社に
2.5GHz帯の割当はUQが獲得
ウィルコムの会社更生手続きが終了し、正式にソフトバンクの子会社になった。そのウィルコムは夏モデルを発表。話題になったのが、カード型PHSの「だれとでも定額パス」。Bluetooth経由でスマホから、PHSによる通話が可能な装置で、同様の機能は冬モデルでは通常の音声端末にも搭載された。
7月末には2.5GHz帯の20MHz幅がUQコミュニケーションズに割り当てられ、TD-LTEと互換性を持つ「WiMAX 2.1」によるサービスを10月末にスタートすると発表した。これに対して、グループ内に同様の申請をしていたWireless City Planning社を抱えるソフトバンクが猛反発した。
7月のトピック
●ウィルコム、会社更生手続終了 ソフトバンク連結子会社に
●他社スマホがPHSになる? ウィルコムが風変わりな端末発表
●大幅強化! PHS対応の京セラスマホ第2弾「DIGNO DUAL 2」
●UQ、2.5GHz帯割当で、10月末に下り最大110Mbpsの新サービス
●【速報】新型「Nexus 7」発表 日本でも数週間以内に発売!
【8月】
コミケでauが痛基地局
ドコモがスマホラウンジの臨時休業で広がるウワサ
コミケでの電波対策は各キャリアとも毎回取り組みを強化している印象があったが、ついにキャラクターをラッピングした痛基地局を設置したのがau。今冬のコミケではドコモまでその路線を追従。どうするソフトバンク!?
8月後半は新型iPhoneの真偽不明(?)のさまざまなウワサが広がったが、特に盛り上がったのが、ドコモからのiPhoneリリースの有無だ。その火種となったのが、ドコモスマートラウンジが併設されている「ドコモショップ 丸の内店」が、iPhone発表日とウワサされていた9月10日の翌日に臨時休業すると判明したこと。臨時休業は以前から予定されていたことだとして、この時点では一旦鎮火した。