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NTTグループがiPhone販売というニュースが大きな話題に!?

2013年08月16日 17時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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 NTTグループがiPhoneをネット上で販売しているというニュースが話題になっている。

 といっても実はこれ、NTTグループのNTTレゾナントが運営するショッピングサイト「NTT-X Store」(および同社が運営する楽天市場上の「goo SIMSELLER」)で、香港版のSIMフリーiPhoneと、月1000円以下で使えると話題の格安データ通信SIM「OCN モバイル エントリー d LTE 980」をセットで販売しているというものだ。

SIMフリーiPhoneとOCNのSIMをセットで販売。製品についての説明も少なく、試験販売的色合いが強い?

 ここまで書くと、普段からモバイル関連情報を詳しくチェックしている人には、なぜそこまで話題に? というのが正直なところだろう。香港版などに存在するSIMフリーiPhoneは、以前からEXPANSYSなどに代表される海外通販はもちろん、(Amazon.co.jpが直接扱っているわけではないが)アマゾンなどでも購入可能だからだ。正直なところ、“NTTグループが”という部分にしか話題性がないとも感じる。

アマゾンなどでもSIMフリー版iPhoneは多数見られる

 ところがこのニュースに対して、ネット上では「あのNTTがついにiPhoneを!」「通話できないiPhoneって」「こんな中途半端なやり方では」といった意見が多く見られる。

 日本において、SIMフリーの概念やデータ通信SIMでのスマホの運用などがあまり広まっていないことに、「もっと自由にスマホを使いたいなあ」と普段から思っている筆者などは、ちょっとガックリしてしまうわけだが、それ自体はまったく無理もないこと。過去に国内で、一般層に対して広くアピールされる形で、SIMフリーのスマホが販売されたケースはほとんどなく、スマホ販売の主導権を握っているキャリアが、今のシステムを積極的に変えることも考えにくいからだ。

 とはいえ、日本でSIMフリー端末が広がる可能性は、今後もまったく無いとも断言できない。たとえば、今ウワサされている廉価版iPhoneのSIMフリー版が、もしアップルから国内販売されたら?

 たまに10代の学生などと話をする機会があると、仕事柄いつもITの使い方について聞くのだが、スマホやデジタル機器自体に興味を持っているのは少数派である一方、自分たちが使う範囲のこと、そして料金には、驚くほどに狭く深く詳しいことがある。

 キャリアメールよりLINE、そして節約重視の彼らの前に、お手頃なSIMフリーiPhone(と格安SIM)がもし用意されたら? 少しだけ夢を見たくなる展開ではある(もちろんアップル以外にもチャンスはあるはず)。


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