指輪をほかの人のスマホにかざすことで
電子名刺交換が可能
GalaRingはAndroid対応のクライアント機器だが、Androidスマホやタブレットと連携動作するにはGoogle Playから専用アプリである「GalaRing」を事前にダウンロード、導入する必要がある。
NFC/おサイフケータイ機能をオンにした上で、このアプリを使用すれば、ユーザー認証やパーソナルインフォメーションの登録(GalaRingへのデータ書き込み)ができるようになる。
アプリを起動するとGalaRingの“機能概要説明”が数ページ分表示され、最後のページから、機器設定ページに移動できる。設定ページでは、最初にGalaRingによるアンロック(解錠)画面が表示される。
ユーザーは自分のGalaRingの鍵アイコンをスマホ背面のNFCアイコンかおサイフケータイアイコンに近づけることで解錠され、記録される。
解錠はGalaRingを指先でつまんで行なうのでもいいが、指輪なのでここはひとつ、きちんと指にはめて解錠してみよう。筆者は、スマホを左手で持つことが多いので、左の薬指に、認証タグ(鍵アイコン側)の内蔵された部分を手のひら側にして装着した。
次のステップでは、GalaRingを装着するのを忘れたり、失くした場合のための緊急パスワードの登録設定を行なう。
実際に設定の終了したGalaRing内部の認証用NFCタグを“NFC Tools”というユーティリティソフトで覗いてみると、さまざまな興味深い設定内容が見える。137バイトの内63バイトを使用中で、書き込み禁止の設定となっていることが分かる。
専用アプリによって本人認証が終了すると、次にGalaRingの2つの機能である“認証と属性”の選択トップページが表示される。左側の“鍵アイコン”が認証ページヘのリンク、右側の“メモのようなアイコン”が個人属性の設定画面へのリンクだ。
まず、左側の認証ページへのリンクをクリックしてみよう。そうすると、GalaRingで起動管理したい任意のアプリを選択できるアプリ一覧画面が表示される。
ここでは“ギャラリー”を自分以外は見ることができない設定にするために、ギャラリー横のスライドスイッチを“ON”にしてみる。以降、ギャラリーを見るには事前登録されたGalaRingが必ず必要になる。
続いて、先ほどのメニュー画面に戻って、今度は個人属性の設定を行なう。残念ながら、ここで登録できる個人属性は「名前」と「携帯電話番号」「eメールアドレス」のたった3項目だけだ。
実際に登録された内容を先ほどと同じユーティリティソフトで見てみると、たった3項目ではあるが、NFCタグ内の137バイトのメモリー容量のほとんどを使っており、書き込みは可能。実際の属性レコードは、標準的なvCardとして記録されていることが分かる。
これらの属性レコードは、GalaRingのメモアイコンの記された側(手の甲側)のNFCタグに記録されており、NFC対応のほかのスマホにくっつけることで、名刺交換的に属性データが相手側のNFC対応スマホの“連絡先”にコピー、登録される。
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