このページの本文へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第273回

かざしてロック解除! NFC内蔵指輪「GalaRing」を衝動買い!

2013年12月11日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

指輪をほかの人のスマホにかざすことで
電子名刺交換が可能

ラッキーにも筆者は左手薬指にはめることができた

ラッキーにも筆者は左手薬指にはめることができた

 GalaRingはAndroid対応のクライアント機器だが、Androidスマホやタブレットと連携動作するにはGoogle Playから専用アプリである「GalaRing」を事前にダウンロード、導入する必要がある。

連携するスマホアプリの「GalaRing」はGoogle Playからダウンロードする

連携するスマホアプリの「GalaRing」はGoogle Playからダウンロードする

おサイフケータイの設定はこんな感じで問題なく動作した

おサイフケータイの設定はこんな感じで問題なく動作した

アプリの前半は取説も兼用だ。商品もこんな風に回路が見えたほうが楽しいな

アプリの前半は取説も兼用だ。商品もこんな風に回路が見えたほうが楽しいな

 NFC/おサイフケータイ機能をオンにした上で、このアプリを使用すれば、ユーザー認証やパーソナルインフォメーションの登録(GalaRingへのデータ書き込み)ができるようになる。

取説の最終ページからアプリの設定にリンクすることができる

取説の最終ページからアプリの設定にリンクすることができる

画面の指示に従って、GalaRingで解錠して次に進む……

画面の指示に従って、GalaRingで解錠して次に進む……

GalaRingが認証されて解錠されると、さわやかなサウンドと共にアニメーションが表示される

GalaRingが認証されて解錠されると、さわやかなサウンドと共にアニメーションが表示される

 アプリを起動するとGalaRingの“機能概要説明”が数ページ分表示され、最後のページから、機器設定ページに移動できる。設定ページでは、最初にGalaRingによるアンロック(解錠)画面が表示される。

GalaRingをスマホの背面にあるNFCアイコンかおサイフケータイアイコンにくっつける

GalaRingをスマホの背面にあるNFCアイコンかおサイフケータイアイコンにくっつける

当然、指輪なので、指先でつまんでくっつけたりせず、ちゃんとどれかの指にはめてアプローチしたい。指のサイズによっては小指になったり、親指になったりするかもしれないので注意が必要

当然、指輪なので、指先でつまんでくっつけたりせず、ちゃんとどれかの指にはめてアプローチしたい。指のサイズによっては小指になったり、親指になったりするかもしれないので注意が必要

 ユーザーは自分のGalaRingの鍵アイコンをスマホ背面のNFCアイコンかおサイフケータイアイコンに近づけることで解錠され、記録される。

 解錠はGalaRingを指先でつまんで行なうのでもいいが、指輪なのでここはひとつ、きちんと指にはめて解錠してみよう。筆者は、スマホを左手で持つことが多いので、左の薬指に、認証タグ(鍵アイコン側)の内蔵された部分を手のひら側にして装着した。

次は、指輪を忘れてきたり、紛失した時でも、専用パスワードのキー入力でスマホが使えるようにバックアップパスワードの設定を行なう

次は、指輪を忘れてきたり、紛失した時でも、専用パスワードのキー入力でスマホが使えるようにバックアップパスワードの設定を行なう

緊急パスワードの設定が終わったら実際のテスト

緊急パスワードの設定が終わったら実際のテスト

GalaRingを忘れた場合は、起動画面でパスワード入力して解錠する

GalaRingを忘れた場合は、起動画面でパスワード入力して解錠する

 次のステップでは、GalaRingを装着するのを忘れたり、失くした場合のための緊急パスワードの登録設定を行なう。

認証タグのNFCの中身をユーティリティソフトで覗いてみた

認証タグのNFCの中身をユーティリティソフトで覗いてみた

 実際に設定の終了したGalaRing内部の認証用NFCタグを“NFC Tools”というユーティリティソフトで覗いてみると、さまざまな興味深い設定内容が見える。137バイトの内63バイトを使用中で、書き込み禁止の設定となっていることが分かる。

次に、GalaRingで起動制御する個々のスマホアプリの選択設定を行なう

次に、GalaRingで起動制御する個々のスマホアプリの選択設定を行なう

現在導入されていて、起動制御できるアプリの一覧が表示される

現在導入されていて、起動制御できるアプリの一覧が表示される

今回は写真データの入っているギャラリーを他人には見られないように設定

今回は写真データの入っているギャラリーを他人には見られないように設定

 専用アプリによって本人認証が終了すると、次にGalaRingの2つの機能である“認証と属性”の選択トップページが表示される。左側の“鍵アイコン”が認証ページヘのリンク、右側の“メモのようなアイコン”が個人属性の設定画面へのリンクだ。

 まず、左側の認証ページへのリンクをクリックしてみよう。そうすると、GalaRingで起動管理したい任意のアプリを選択できるアプリ一覧画面が表示される。

 ここでは“ギャラリー”を自分以外は見ることができない設定にするために、ギャラリー横のスライドスイッチを“ON”にしてみる。以降、ギャラリーを見るには事前登録されたGalaRingが必ず必要になる。

続いてGalaRingアプリのトップページから属性登録を行なう

続いてGalaRingアプリのトップページから属性登録を行なう

登録できるのは、名前、携帯電話番号、eメールの3項目だけ

登録できるのは、名前、携帯電話番号、eメールの3項目だけ

属性を実際に登録してみた

属性を実際に登録してみた

先程と同じユーティリティソフトで見てみた。個人属性はvCardフォーマットだ

先程と同じユーティリティソフトで見てみた。個人属性はvCardフォーマットだ

 続いて、先ほどのメニュー画面に戻って、今度は個人属性の設定を行なう。残念ながら、ここで登録できる個人属性は「名前」と「携帯電話番号」「eメールアドレス」のたった3項目だけだ。

 実際に登録された内容を先ほどと同じユーティリティソフトで見てみると、たった3項目ではあるが、NFCタグ内の137バイトのメモリー容量のほとんどを使っており、書き込みは可能。実際の属性レコードは、標準的なvCardとして記録されていることが分かる。

他人のNFC対応スマホに見立てた筆者の「Nexus 7」にGalaRingをタッチしてみたら……先程登録した個人属性が登録できた

他人のNFC対応スマホに見立てた筆者の「Nexus 7」にGalaRingをタッチしてみたら……先程登録した個人属性が登録できた

 これらの属性レコードは、GalaRingのメモアイコンの記された側(手の甲側)のNFCタグに記録されており、NFC対応のほかのスマホにくっつけることで、名刺交換的に属性データが相手側のNFC対応スマホの“連絡先”にコピー、登録される。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン