ISO 1600で撮り比べ!
富士フイルムのX-E2が健闘
記事掲載当初、E-M1の画像リンク先が違っておりました。お詫びして訂正いたします(2015年3月25日)
このあたりから高感度の領域に入ってくる。コンデジならばもう画質の劣化が目立ちはじめるあたりだが、さすがに大きめの素子を採用しているミラーレス一眼。まだ十分実用性のある画質をキープしている。
とはいえ、さすがにISO 1600にもなると各機種で結構差が出てきており、マイクロフォーサーズ勢はさらに画質の低下がはじまっている。
オリンパス E-M1では、細かい部分の再現性が損なわれつつあり、ピントの外れたエッジ部分などはにじみはじめ、描写力の低下が目立つ。
パナソニックのGX7とGM1はノイズ処理こそ頑張っているが、やはり細部の描写力が低下しはじめている。
そして、意外にもフルサイズ勢であるDf、α7R、α7も画質の低下が目立ちはじめている。Dfは色の飽和がはじまり、ノイズリダクションの処理はいい感じだが、ディテールの再現性が落ちてしまっている。
α7Rも細部の再現性が落ちている。全体にコントラストが上がりはじめ、白トビと黒ツブレが起きやすいが、階調はα7のほうがまだ保っている。
そんな中でAPS-Cサイズの富士フイルム X-E2がかなり健闘している。コントラストが高くなり、ノイズの発生は見られるが、まだ画質への影響は少ない。
ISO 3200で撮り比べ!
ここでも富士フイルム X-E2が踏ん張る
記事掲載当初、X-E2の画像リンク先が違っておりました。お詫びして訂正いたします(2015年3月25日)
いよいよ結構な高感度域に突入。室内など、多少暗いシーンでは普通に使いたくなる感度だ。
フルサイズ機も含め画質の低下が目立ち始めている。マイクロフォーサーズ勢のノイズはかなり抑えられているが、パナソニックのGX7とGM1はディテールが犠牲になってしまっている。
オリンパス E-M1はノイズを残してもディテールを優先しているようで、大幅に画質が落ちてはいない。
Df、α7R、α7のフルサイズ勢は、素子サイズが大きい分ノイズに有利なはずで、ノイズ処理はあまり目立たない。
ディテールが十分に残っていてノイズの発生とわずかなコントラストの上がり具合が気になりはじめる程度だ。
そして、ISO 1600に引き続き富士フイルム X-E2の画質低下がほかよりも少なく、良好なまま維持している点には注目だ。
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