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スマホで始める「音楽アプリ部」 第22回

簡単操作でとっつきやすい、だけど本格派。サンプラーとしても優秀なのです

スーファミ世代必見! ゲーム感覚で遊べるシーケンサーアプリ

2013年11月17日 12時00分更新

文● ノッツ

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古き良きゲームの世界観を彷彿とさせるアイコンを並べて、楽しく曲が作れてしまう「PixiTracker」をご紹介します

高性能なアプリはちょっと敷居が高い……
触っているだけで楽しいシーケンサーアプリがあればいいのに

ノッツ こんにちは、ノッツです。最近は漫画家みたいな生活をしている私が、ASCII.jp「音楽アプリ部」内でアプリを紹介するこのコーナーも、もう8回目ですね……。

アンぽん 私が補佐的な役割をしておりますアンぽんちゃんです。8回もよく続けさせてもらえましたね。さあ、今日は何のアプリをご紹介しましょうか。そろそろ正統派なシーケンスソフトとかいかがですか?

ノッツ 思えば、そういうものを全然紹介していないかもしれませんね。例えばどんなものがあります?

アンぽん 有名どころでしたら「PocketBand Pro」とか、「FL Studio Mobile」iTunes Storeで見る)とか……。いずれもスマホアプリとは思えぬ高性能っぷりですよ。ホラ、見てくださいよこの操作画面。いろんなパラメーターをいじれるでしょう?

左が「PocketBand Pro」、右は「FL Studio Mobile」。どちらもスマホアプリとは思えないほど高性能なのですが、初心者には敷居が高いかも……

ノッツ うーん……。家のDAWでパラメーターを色々いじっては、ドツボにハマっている僕なので、スマホを使ってまでいろんな数値をいじったりしたくないです。

アンぽん あんた何言ってんだよ! この連載のタイトルをよく読めよ! 本当に音楽活動してるのか疑わしい発言だな! スマホアプリならどこでもバリバリと音楽作業ができるんですよ! そうやって家にばっかり引きこもってるから刺激や人生経験が少なくて新しい曲も生まれないんですよ!

ノッツ 正論でたたみ掛けるのはやめてください……。えっと、それらに代表されるようなアプリが素晴らしいのはもちろんわかるんです。でもいかんせん、いろんなスライダーとかツマミとかがズラッと並んでいる画面を観ると、敷居が高いと感じてしまうんですよね。

アンぽん 敷居が高い、ですか?

ノッツ ええ。今、一応自分の家でPro ToolsやStudio Oneなどを触ったりはしていますけれど……恥ずかしながら、まだわかっていなかったり使いこなせてない機能ばかりです。そもそも、僕の一番最初の音楽ソフト体験は言ってみればスーパーファミコンの「マリオペイント」とか、「デザエモン」とかだったんで。

アンぽん ああ……あれらは音符が「マリオ」の顔とかキノコとかだったりで表示されていて、それらを並べるだけで作曲ができましたよね。確かに、ポップでとっつきやすいインターフェースでした。

ノッツ ああいう楽しい見た目だったら、どこでも気軽に触れると思うんですけどね。家でPro Toolsを起動するときすら、ちょっと気合と勇気が必要な僕ですから。

アンぽん はあ……。ならばそういうワガママなアナタ向けのシーケンスソフト、「PixiTracker」ならどうです?

PixiTracker App
価格200円 作者Alexander Zolotov
バージョン1.2.3c ファイル容量7.9 MB
カテゴリーミュージック 評価(4.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.3以降

PixiTracker

作者:Alexander Zolotov
価格:204円


ノッツ PixiTracker……? なんだこれ! カワイイですね~、ピクセルグラフィックなアイコンがズラッと並んでる。こういうのなら身構えなくてすみそうです。

アンぽん でもでも、中身はちゃんとした本格シーケンスソフトなんですよ。

ご覧のとおりカラフルでとっつきやすいインターフェース。しかも楽しいだけじゃなくて、中身は本格派。次ページから、動画も交えてじっくり見ていきましょう

(次ページ、ゲーム感覚で作曲ができる! といっても出音は骨太)

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