8製品を横並びで比較してみる
では最後に、全3回で紹介した8製品の温度データを横並びで比較することにしよう。製品数が多い上に、温度変化の幅が狭いため一部見づらい部分があるが、その点はご容赦いただきたい。
CPUでは「RAVEN 4」、ビデオカードは「Carbide Air 540」「Phantom 820」の2者が接戦を展開。そしてチップセットは「Carbide Air 540」がそれぞれバラック以外では一番低い温度を記録した。
もちろん、こうした温度データはパーツ構成やかける負荷の内容などで大きく変わるため、ここでバッサリと優劣を決めるものではない。どのケースも一長一短あれど、気合いの入った自作マシンを組むに相応しい実力を持った製品ばかりなのだ。
ケース内各温度 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | GPU温度 | |||||
製品名 | アイドル時 | 高負荷時 | アイドル時 | 高負荷時 | アイドル時 | 高負荷時 | |
Obsidian 750D | 39 | 48 | 31.5 | 44 | 26 | 59 | |
Carbide Air 540 | 38 | 51 | 30.5 | 39.5 | 25 | 58 | |
Silencio 650 | 41 | 53 | 34 | 45 | 27 | 63 | |
CM Storm Stryker | 39 | 50 | 32 | 42.5 | 25 | 58 | |
RAVEN 4 | 37 | 47 | 30.5 | 43 | 26 | 67 | |
Phantom 820 | 39 | 53 | 33.5 | 42 | 25 | 58 | |
AS Enclosure X7 | 40 | 52 | 31 | 42 | 25 | 62 | |
PC-V750B | 39 | 49 | 35.5 | 44.5 | 26 | 61 | |
バラック | 39 | 49 | 33 | 41 | 24 | 57 |
というわけで全3回、合計8製品を紹介する「長~く使える極上のPCケース」特集の2013年度版はこれにて終了。来年の自作業界がどうなるのかまだ予想もつかないが、きっと我々をワクワクさせてくれるような、楽しい製品が登場することに期待したいものだ。
この連載の記事
-
第3回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013【SliverStone/NZXT編】 -
第2回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013【CoolerMaster編】 -
第1回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013【Corsair編】 -
第-1回
ケース
長~く使える極上のPCケース2013 - この連載の一覧へ