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Sunサーバ-+Oracle VM+ZFSストレージの「Virtual Compute Appliance」

オラクル、仮想化基盤向けのエンジニアドシステムを発表

2013年09月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは9月12日、仮想化統合基盤向けのエンジニアドシステム「Oracle Virtual Compute Appliance」を提供開始した。仮想化環境の構築に必要なハードウェアとソフトウェアを一体化し、あらかじめ構成済みのエンジニアドシステムとして出荷されるため、顧客は短時間で仮想化環境が構築できる。

Oracle Virtual Compute Appliance

 Virtual Compute Applianceは、インテルXeonプロセッサ搭載の「Sun Server X3-2」サーバー、「Oracle VM」仮想化テクノロジー、「Sun ZFS Storage Appliance」ストレージ、仮想ネットワーク製品群「Oracle Virtural Networking」の仮想化コントローラ「Oracle Fabric Interconnect」と管理ソフトウェアOracle SDN」など、オラクル製のハードウェアとソフトウェアで構成される。ハードウェア内部は広帯域のInfiniBandで接続される。

Oracle Virtual Compute Applianceのアーキテクチャ

 完全に組み立てられた状態で出荷されるため、顧客がアプリケーションの利用を開始するまでの時間が大幅に短縮される。オラクルによれば、「ユーザーは電源を入れてから約1時間で本番環境を準備し、仮想マシンを数分で実行できる」という。

 仮想マシンのOSにはOracle Solaris、Oracle Linuxに加え、そのほかのLinuxディストリビューション、Microsoft Windowsを混在して動作させることが可能。また、複数レイヤーにわたるシステム全体の仮想マシン群を簡単に作成/構成する「Oracle Virtual Assembly Builder」を含む。事前にテスト/構成済みのテンプレート「Oracle VM Templates」を利用することで、さまざまなアプリケーションやミドルウェアに必要なコンポーネント構成を迅速に展開できる。

 最小構成価格は2880万4361円(税抜)からとなっている。

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