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Haswellで組む自作PCレシピ 第2回

フォームファクターから選ぶHaswell対応マザー【Micro ATX編】

2013年07月09日 12時00分更新

文● 山県

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 今回お伝えするのは、Micro ATXフォームファクターサイズのHaswell対応マザーボードだ。ひと昔前までは省スペース目的でスペックは二の次という印象だったMicro ATXマザーだが、今ではATX顔負けのハイエンドモデルも存在する。

 後半お伝えするオススメPCケースと組み合わせれば、省スペースでかつハイエンドなゲーミングマシンを構築することも可能だ。実は秋葉原で働くショップスタッフにも愛用者が多いMicro ATXマザーボード。初めて挑戦するという人も是非参考にしてもらいたい。

秋葉原のパーツ売り場に並ぶHaswell対応マザーボードの数々。Micro ATXマザーはATXモデルと混在して陳列されている場合も多い。パッケージサイズだけではわからない場合もあるので事前によく調べておこう

「Core i5」シリーズも
選択肢に入れた構成を考えよう

 まずはCPUの選択からだ。ガチガチのゲーミングマシンということでなければ、選択するCPUは幅広く「Core i5」シリーズも視野に入れて考えたいところ。「Core i7」シリーズと比べると、場合によっては1万円近くも価格抑えられる。

 秋葉原のパーツショップで聞いたミドルレンジ帯の人気モデルは「Core i5-4670K」。「Core i5」シリーズ最上位モデルながら、販売価格は2万4000円前後(Core i7-4770Kは約3万6000円前後)とコスト削減に貢献してくれる。

「Core i7-4770K」に続く2番人気のCPUは「Core i5-4670K」。オーバークロックに興味がないのなら、Kなしの「Core i5-4670」をチョイスするのもアリだ

ATXにも負けないマシン構成も可能な
ハイエンドシリーズ

 ここからはオススメマザーボードの選定だ。まずは各社一押しのハイエンドモデルを、その後はミドルレンジ~ローエンドの製品を順に紹介していこう。冒頭でも触れたように、最近のMicro ATXマザーにはATXモデルに引けを取らないスペックを実現した製品も多い。その分値段も張るが、メインで使用をしようという人にとっては要注目だ。

 一方でセカンドPC程度のスペックを考えている場合は、コストも重要なポイントだろう。ATXモデルと異なり拡張スロットや使用するPCケースなどに制限があるため、購入前に将来の拡張性も含め、ある程度の方向性は考えておこう。

ASRock「Z87M Extreme4」
実売価格:約1万6500円

このサイズでありながら3WayのSLI/Cross FireXに対応し、ハイエンドゲーミング構成も可能。プレミアムゴールドコンデンサーの採用やこだわりのサウンド機能など、長く使える1枚といえる

ASUSTeK「GRYPHON Z87」
実売価格:約1万8500円

過酷な環境に対応可能な高耐久マザーボード「TUF」シリーズから初のMicro ATXモデルが登場した。シリーズの特徴のひとつである外装パネル「Thermal Armor」をキット化し別売に。その分価格を抑えたのがユーザーにとってはうれしい

GIGABYTE「G1.SNIPER M5」
実売価格:約2万8000円

現在販売中のHaswell対応Micro ATXマザーとしては最高峰の1枚。LANチップにはQualcomm Atherosの「Killer E2201」を採用。サウンド機能としてCreative Sound Core 3Dを搭載し、さらにオーディオ用オペアンプを交換できるギミックが用意されている。3WayのSLI/Cross FireXも完全サポートする

MSI「Z87M-G43」
実売価格:約1万3000円

安価ながらCross FireXをサポート。耐熱性・対振動性などに定評のある「ミリタリークラス4」に準拠し、グラフィック出力機能にはDisplayPort、HDMI、DVI-D、D-subの4系統が用意されている

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