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HTML5+JavaScript+CSS3主体でウェブ系開発者も挑戦しやすいのだ

賞金総額4億円―Tizenアプリコンテストを日本から盛り上げろ!

2013年06月04日 20時00分更新

文● 小山安博

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 モバイル端末向けOSの「第3極」として話題なのが「Tizen」(タイゼン)だ。AppleのiOS、GoogleのAndroidに続くOSとして、オープンソースのOSとして開発が続けられている。今年2月、スペイン・バルセロナでのイベント「Mobile World Congress 2013」で大々的にアピールされ(関連記事)、さらに5月22日(米国時間)には「Tizen Developer Conference 2013」を開催と、その姿が徐々に明らかになってきた。ここでは、TizenがどんなOSで、特に開発者にとってどんなメリットがあるのかをお伝えしたい。

スペイン・バルセロナでのイベント「Mobile World Congress 2013」で公開された、Samsung製デモ機
Mobile World Congress 2013会期中のTizenイベントより。当時Tizen Associationチェアマンを務めていたNTTドコモの執行役員 永田清人氏、France Telecom、Samsung、Intel、Huaweiの5社から代表者が登壇した
5月開催の「Tizen Developer Conference 2013」では、ウェザーニューズのTizenアプリ「SkyForecast」が公開/展示された。SkyForecastは、刻々と変化する美しい空の写真とともに、天気や気温、風向・風速などの気象情報を簡単にチェックできる、参加型の天気予報アプリ。世界中の利用者からシェアされる写真によって、最新の空の様子やユーザーが体感している天候の状況が手に取るように分かる点が特徴だ。またリアリティのあるオシャレなデザインを備えており、各種予報は、気象状況がマッチする他ユーザーの空の写真で表現される。同じ空でつながる世界中の人々と、感動した瞬間を共有する新しい天気アプリだ

「Tizen」が実現するメリット

 Tizenは、Linuxをベースにしたモバイル端末向けのOSだ。これまでもLinuxをベースにした携帯向けプラットフォームは、LiMo、LiPS(Linux Phone Standard)、MeeGoなどいくつかあったが、それらが最終的に吸収/合流/発展したのがTizenだ。

 Tizenに関わるのは、Linux財団の下でOSを開発する「Tizen Project」と、Tizenの要件定義やビジネス化を決める「Tizen Association」のふたつのグループで、2012年1月から活動を行なっている。

「Tizen Project」「Tizen Association」

 Tizen Associationは、携帯事業者としてNTTドコモ、仏Orange、米Sprint Nextel、韓国KT、韓国SK Telecom、英Vodafoneが参加。ベンダーとしては米Intel、韓国Samsung、中国Huawei、富士通、NEC、パナソニックが参画している。これらの企業の一部は開発を担当するTizen Projectにも参加しているが、プラットフォームの要件やビジネス化の推進などをTizen Associationが担当し、OSの開発全般はTizen Projectが担う、という役割になってる。

 この役割分担によって、例えば1社だけが独占して独自仕様を組み込むといった問題を避け、透明性を確保しつつ、オープンプラットフォームとして成長させていくことを狙っているわけだ。

 このTizenを理解するためのキーワードとしては、「オープンソース」「HTML5」「マルチOS・マルチデバイス」が挙げられる。Tizenは、オープンソースのOSとしてTizen Projectが開発しており、誰でもソースコード開発環境にアクセスできる。利用には制限がなく、すべて無償で利用可能だ。

 誰でも利用できるということは、さまざまな製品に搭載され、さまざまなバリエーションの端末が登場してくることが期待できる。ただ、それだけではTizenが普及するかどうかは分からない。

 そこで、Tizenの仕様を決め、ビジネスにつなげて普及促進を図る団体としてTizen Associationがある。Tizenは、AssociationとProjectを車の両輪として、オープンソースによるフラグメント化を最小限に抑えつつ、利用拡大を図っていくのが目標だ。

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