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HTML5+JavaScript+CSS3主体でウェブ系開発者も挑戦しやすいのだ

賞金総額4億円―Tizenアプリコンテストを日本から盛り上げろ!

2013年06月04日 20時00分更新

文● 小山安博

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賞金総額はなんと4億円! しかも日本の開発者も対象、
アプリコンテスト「Tizen App Challenge」が開催

 6月3日(米国時間)から、Tizenアプリのコンテスト「Tizen App Challenge」が開催されており、大々的に開発者を募集している。賞金総額として、なんと4億円が設定されており、日本の開発者も参加可能だ。

「Tizen App Challenge」告知ページ。賞金総額はなんと4億円だ

 ご存じのように、iOS/Androidアプリ市場はすでに飽和しており、スタートアップ企業や個人が食い込んでいくことは難しい。またネイティブアプリが主流で、プログラミングに関する高度な知識がなければ開発は困難だ。一方Tizenであれば、JavaScript/HTML5/CSS3などウェブ系開発者にもなじみ深いテクノロジーをベースにしたアプリを開発することで、新参の企業/個人でも十分に「勝負」できる余地がある。

 Tizenアプリの開発環境としては、Tizen Developersにおいて「Tizen SDK 2.1」が配布済みで、インストールを終え次第、同梱されているEclipseベースのIDEを利用して開発できる。対応環境は、Windows XP/7、Mac OS X、Ubuntu(32/64bit)で、多くのユーザーが挑戦できるよう配慮されているのもうれしいところだ。

Tizenアプリは、EclipseベースのIDEを利用して開発できる

ソフトウェアエミュレーターが用意されており、実機がない状態でもテストが可能だ

インテル主催のTizenアプリ開発者向け無料セミナーが日本開催

 Tizen用のウェブアプリを開発したい方、Tizen App Challengeに参加したい方向けに、インテル主催の無料セミナーが東京(6月19日)と大阪(6月21日)で開催される(申し込みは、インテルサイト内セミナー・コンテスト情報より行なう)。セミナー内容は、Tizen OS、ストア、SDKの概要で、さらに“Tizenデバイス”を使用して実際にアプリ作成を行なうという実践的なものだ。参加費は無料なので、自分でHTML5アプリを開発したい方、Tizen App Challengeに応募したい方は、挑戦することをお勧めしたい。

インテル主催Tizenアプリ開発者向け無料セミナー概要
名称 Tizen Developer Lab 東京 Tizen Developer Lab 大阪
参加費 無料
開催日時 6月19日 18:30〜21:30 6月21日 18:30〜21:30
開催場所 フクラシア東京ステーション ハービスENT貸会議室(ハービスPLAZA)
セミナー内容 Tizen OS、ストア、SDKの概要。実際にSDKとTizenデバイスを使用してのアプリ作成(講師:ピーシーフェーズ 松園勝喜氏)
詳細/申し込み インテルサイト内セミナー・コンテスト情報より行なう
対象レベル 主にウェブ系ディベロッパー/クリエイター
・HTMLでウェブサイトを構築したことがある方
・JavaScriptを用いて簡単なプログラミングができる方(コーディングのみのレベルでOK。CSSの知識は今回は不要)
・参加者はSDK導入済みのPC持参推奨(理解を深めやすいため)
推奨レベル JQueryMobileを用いたウェブアプリケーションを作成したことがある方

Tizenを実践的に学べる!
インテル主催Tizenアプリ開発者向け無料セミナー
講師:ピーシーフェーズ 松園勝喜氏からのメッセージ

 現在のスマートフォン市場では、Android/iOSのふたつが大きな地位を占めています。これまで様々なモバイルデバイス向けのOSが登場しましたが、この2大OSに肩を並べるまでにはいたっていません。

 そのような中、「インテル主催Tizenアプリ開発者向け無料セミナー」で取り上げるTizenは、第3のOSの立場を獲得できる十分な武器を持っています。その武器とは、Tizen ウェブアプリケーションです。

 Tizen ウェブアプリケーションはHTML5ベースで作成でき、TizenのWebKit2/JavaScriptCoreベースのウェブランタイムによって快適に動作します。

 ご存知のように、AndroidやiOSでアプリケーションを作成するには、Java/Objective-Cといった開発言語で作成する必要が少なからずあり、Titaniumのようなこれら言語を必要としない開発環境があるものの、開発者は高度な技術スペックが要求されます。それに対して、TizenのキーとなるHTML5アプリケーションはHTML/JavaScript/CSSで構成されており、特にウェブ系開発者の皆さんが最も見慣れたプログラミング言語/環境でそのまま開発できるのです。

 AndroidやiOSのネイティブアプリ開発者と比べて、ウェブ系ディベロッパー/クリエイターは数多くいるため、私たちがTizenとHTML5に積極的に関わることで、想像以上のうねりが展開してゆくはずです。

 インテル主催Tizenアプリ開発者向け無料セミナーではTizenデバイスを使用し、実際にセミナー内で作成したアプリを実機上で動作させるところまでを行ないます。HTML/JavaScript/CSSで作ったTizen ウェブアプリケーションが、実際に手の中のTizenデバイス上で動く様子を見てください。

 また、HTML5 caravan主催/NTTドコモ協賛で、HTML5を使ったTizenモバイルアプリの開発セミナー「HTML5 caravan セミナー 東京」も開催されるので、ぜひ参加してほしい。

Tizenモバイルアプリ開発セミナー概要
名称 HTML5 caravan セミナー 東京」(NTTドコモ協賛)
参加費 無料
定員 120名
開催日時 6月26日19:00〜21:00(開場18:30〜19:00)
開催場所 秋葉原UDX NEXT-2
セミナー内容 HTML5を使ったモバイルアプリの開発について解説(講師:GClue代表取締役 佐々木陽氏)
詳細/申し込み Facebook内HTML5 Caravan 一般グループページより近日公開
問い合わせ先 html5caravan@groups.facebook.com

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