ヤフージャパンは今秋、スマホやタブレット、フィーチャーフォン(ガラケー)など、モバイル端末からのアクセスを分析できるリアルタイムアクセス解析サービスの提供を開始する。ユーザーローカルと4月24日に合意し、ヤフージャパンが同社からアクセス解析ソリューションサービスの提供を受けることになる。
ヤフージャパンの広告サービスを利用しているユーザーは原則的に無料で利用可能。同サービスの特徴として、サイトやページへアクセスしたユーザーの地域(住所・所在地)の分布をはじめ、男女比、年齢構成を明確化。アクセスユーザーの属性を分析できる。広告を経由したクリック数や会員登録、商品購入といったコンバージョンを分析。広告主は、アクセス解析データをもとに、自社商品・サービスの見込み客に絞り込んだターゲティング広告を展開できる。
また、数万に及ぶ国内外の組織のドメイン解析に対応し、どの国のどのような組織からサイトが閲覧されているかを分析することが可能。スマホアプリがダウンロードされた経路やアクティブ率、リピート率など、アプリの運営に役立つデータを解析するスマホアプリ解析にも対応する。
ユーザーローカルは、アクセス解析ツールやソーシャルメディア分析ツールを提供する技術開発ベンチャー企業。これまで、商用アクセス解析ツール「User Insight」(http://ui.userlocal.jp/)や、ブログ向け無料アクセス解析ツール「なかのひと」(http://nakanohito.jp/)、「スマートフォン解析ツール」(http://smartphone.userlocal.jp/)などを提供している。
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