ヤフーは、スマートフォンアプリ制作・運用ツール「Yahoo!アプリエンジン」のサービスを開始した。ファストメディアが開発した「Yappli」のOEM供給を受け、Yahoo!プロモーション広告の広告主向けに代理店経由で提供する。料金は代理店により異なり、非公表。ヤフーはアプリエンジンで利用状況などのデータを収集、広告配信などで活用する狙いだ。
アプリエンジンは、あらかじめ用意されているフォトギャラリー、電子書籍、RSS取り込み、音楽再生などの機能をドラッグ&ドロップ操作で組み合わせて、iPhone/Androidアプリを制作できるWebアプリケーション。プログラミングの知識は不要で、App StoreやGoogle Playへの配信申請や、アプリのアップデートもアプリエンジン上で可能。アプリの利用状況を解析する機能や、コンテンツの更新、プッシュ通知などの運用機能も備えている。
現在のアプリエンジンの機能はYappliとほぼ同じだが、「今後はヤフーの独自機能を組み込んでいくことも検討している」(ヤフーの加藤 倫サービスマネージャー)という。