このページの本文へ

MARKETING 繁盛店からヒントをつかめ!ECサイト研究レポート ― 第19回

6万人が購読、3億超を稼ぐ驚異のメルマガ通販

2013年01月25日 11時00分更新

三浦たまみ

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷
バックナンバーへ

この記事が参考になる業種

  • 健康食品/サプリメント
  • 雑貨/グッズ
  • 食料品一般

 仕入れ商材を扱うネットショップは、競合他社が増えるにつれ、「いかに安く売るか」で差別化を図らざるを得なくなり、価格競争に巻き込まれやすくなる。こうした状況を打破すべく、『ペットのドラッグストア ペットビジョン』は、動物病院で処方される療法食、動物用医薬品、サプリメントなどの取り扱いを始め、「療法食に強いネットショップならペットビジョン」という、独自性を強く打ち出す商品選定に成功した。

2-1-1.png
プライベートブランドの1部。パッケージも白を基調におしゃれなイメージを出すなど、デザインにもこだわった。左上から、グルコサミン700SD、アスタキサンチン&ルテインSD、ウェイトコントロールSD、犬用デンタルチュウ S チキンフレーバー、V.E.T 犬猫用歯磨きペースト チキンフレーバー、オーツムギイヤークリーナー

 もちろん、これに甘んじているわけではない。「このお店だから買いたい」とお客さまに思ってもらうには、商品においても、サービスにおいても、さまざまなプラスαの工夫をして、「このお店ならでは」のお得感、安心感、信頼感などを印象づける必要がある。

 その一環として昨年から力を入れているのが、自社で商品を企画開発するプライベートブランドだ。「療法食の販売と並行してプライベートブランドも確立できれば、より独自性を強化できる」と、運営するペットゴーの黒澤 弘社長は話す。

 とはいえ、プライベートブランドは、作れば即売れるような甘い世界ではないのも事実だ。黒澤社長は、苦笑しながら過去の失敗をこう話してくれた。

「以前、自社ブランドのペットシーツを販売して厳しい結果に終わった経験があります。人気度、知名度は大手メーカーの商品が断然有利ですから、まともに勝負したら惨敗に終わるだけなんです」

失敗から活路を見いだす

 ペットシーツの厳しい結果を糧に、なぜ失敗したのか、どんなプライベートブランドなら買いたいと思ってもらえるのか必死で考え、サプリメントの開発に活路を見い出していった。

「もっとも需要のある『グルコサミン』というサプリから開発、販売しました。私たちがとった戦略は、大手メーカーとまったく同じ成分のサプリメントを作り、価格は半額で出すこと。あくまでもお客さまが基準にするのは、大手メーカーの商品ですから、それと成分が1つ多くても、少なくても、疑問を抱いて買ってくれません。だから、まったく同じ成分にすることが大手と同じ土俵に立つ最低条件でした。それを半額にしたから、お得感は絶大でした。半額まで落としても利益を出す仕組みを作るのはかなり大変でしたが、インパクトを与えるには、やるしかありませんでした」

 関節の健康維持に役立つ「グルコサミン」の好調を受け、以後、目の健康維持に良いとされる「アスタキサンチン&ルテイン」、肥満が気になる犬向けの「ウェイトコントロール」などのサプリメント、歯磨き用の「犬用デンタルチュウ」、「犬猫用歯磨きペースト」、耳掃除の「オーツムギイヤークリーナー」などを続々と発売した。売り上げは、毎月、着実に伸びていて、今後、他のサプリメントやシャンプーもラインアップに加える予定だ。

2-1-2.png
ある日の「ワンちゃん用 売れ筋ランキング」。1位、2位はペットビジョンならではの動物用医薬品だが、3位に関節によいとされる「グルコサミン」、4位に耳掃除の「オーツムギイヤークリーナー」、5位に目に良いとされる「アスタキサンチン&ルテイン」と3つのプライベートブランドが続いている

ペットのドラッグストア ペットビジョン

http://www.petgo.jp/store/

  • 運営会社:ペットゴー株式会社
  • 従業員数:45名
  • オープン:2005年
  • 年商  :24億万円(2012年度)

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています

ASCII.jp会員サービス 週刊Web Professional登録

HTMLリファレンス誘導バナー

CSSリファレンスサイト誘導バナー

Webディレクター江口明日香が行く

ランキング