薬事法には細心の注意
療法食やサプリメントを販売する場合、薬事法に触れないように、かなり神経を遣わなければならない。動物用医薬品以外のものに対し「〇〇に効く」のように効果効能はうたえないし、特定の商品をすすめするような言い方もできないため、お客さまから問い合わせがあったときは、相当慎重な言い回しが求められる。サイトの商品紹介ページも然り。1つひとつの商品の記述にも、細心の注意を払っている。
「基本的には、動物用医薬品なら添付文書に書いてあること、療法食ならパッケージに書いてあることをお伝えしています。当社は、登録販売者で薬事チームを結成しているので、医薬品関連品の管理は彼らに任せ、商品紹介ページに書かれた文面の最終チェックもお願いしています。また、薬事法のガイドラインについての最新情報を得るため、農水省が主催する薬事法関連セミナーなどにも積極的に参加し、常に情報をインプットしています」
こうして急成長した同社だが、他にも、「うちならでは」を推し進めるため、実にさまざまな工夫を加えて、現在のネットショップを作り上げていった。次回で詳しくお伝えしていこう。(続)