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業界人の《ことば》から 第22回

キヤノンシステムアンドサポート・芦澤光二社長:

自ら考えて動く点では、なでしこジャパンと同じ

2013年01月08日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「明るい空気がないと知恵は出てこない。キヤノンシステムアンドサポートは、そうした自由闊達な風土づくりを目指している」

(キヤノンシステムアンドサポート・芦澤光二社長)

初のキャラクター起用

 キヤノンシステムアンドサポートは、2012年12月から、同社のコミュニケーションパートナーに、なでしこジャパンの鮫島彩選手を起用した。

コミュニケーションパートナーに起用されたなでしこジャパンの鮫島彩選手と芦澤光二社長

 同社では、2012年12月19日から、同社サイトをリニューアルし、このなかで、鮫島選手のスペシャルサイトも新たに立ち上げ、今後、同サイトを通じて、鮫島選手による情報発信を行っていく考えだ。

鮫島彩選手スペシャルサイトトップページ

 鮫島選手は、2013年からなでしこリーグに昇格するベガルタ仙台レディースに所属。それ以前には、米ボストンブレイカーズ、仏モンペリエHSCに在籍。2011年のFIFA女子ワールドカップ、2012年のロンドンオリンピックでは、なでしこジャパンのメンバーとして、MF、DFで活躍。国際Aマッチには通算52試合に出場。2得点をあげている。

 キヤノンマーケティングジャパンの子会社である同社が、こうしたキャラクターを起用するのは初めてのことだ。

鮫島選手との共通点

 鮫島選手を起用した理由を、同社では次のように説明する。

 「鮫島選手は、正確性とスピードを持ち味とするプレイスタイルで、数々の攻撃シーンの起点となり、最も注目されている女子サッカー選手。チームのあらゆるプレイをアシストするそのプレイスタイルは、フィールドは違えども、あらゆる企業活動をアシスト・サポートするキヤノンシステムアンドサポートの企業ブランドを体現するのにぴったりな人物」

 アシストおよびサポートという、同社ならではの役割が、サイドバックである鮫島選手のプレイスタイルと合致したというわけだ。

 キヤノンシステムアンドサポート・芦澤光二社長は、「サッカーはシステムを組んで様々な形で攻め込み、それでいて1点を入れるまでの大変さが、我々の仕事と共通している。競合、競合を重ねて、やっと商談が決まるということもある」と前置きし、「当社の役割は、お客様が、ビジネスにおいて得点をあげることをサポートすること。鮫島選手のサイドバックのポジションは、攻撃に参加する一方、ディフェンス面では、センターバックでのカバーリングやサポートなども考えて動かなくてはならない。その臨機応変な対応が当社のビジネススタイルにつながる」と語る。

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