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キヤノン「imageFORMULA DR-P208」新登場 第1回

「机上にタブレットとDR-P208がないビジネスマンはあり得ない」

ビジネスでドキュメントスキャナーが必須になった理由

2012年12月05日 13時30分更新

文● 二瓶 朗 撮影●篠原孝志(パシャ)

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ドキュメントスキャナーは
“1部署1台”から“1人1台”時代へ

 さて、あっという間に2012年も師走に突入。恒例の大掃除が気になるも、目を向けたデスクの上を占領するのは紙の束。せめてビジネス文書だけでもなんとか片付けたい。しかし、二度と手に入らない重要書類が紛れ込んでいる可能性もゼロではないから、気軽に処分もできなくて……。そんな悩みを抱えている人は多いのでは。

 やはりここは、紙をまとめてデジタル化し、アーカイブしておいてから処分方法に頭をめぐらすのがベストだ。そしてクラウドに保存しておけば、机上のPCだけではなく、スマートフォンやタブレットを使って外出先や会議の席で参照することもできる。

 部署に設置されている複合機には、ADF付きのスキャン機能も標準装備だろう。じゃあさっそく片付けを始めようか……とはいえ、個人の書類をデジタル化するために部署の複合機を長時間占拠してしまうのも気が引けるもの。いろいろ悩ましい。

 そこで提案したいのは、もはや一般化した“ドキュメントスキャナー”を使用する方法。しかも、部署で共用するのではなく自分専用のドキュメントスキャナーを持とう。日々増える書類もその都度デジタル化すれば、机上に紙の束が積み上がる事態も避けられる。

 このところ、個人向けドキュメントスキャナーの充実ぶりは目を見張るもので、机上のスペースをさほど占拠しない“コンパクトモバイル機”は特に狙い目となっている。そのなかでもオススメしたいのが、キヤノンの最新ドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-P208(以下DR-P208)」だ。

キヤノン「imageFORMULA DR-P208」が
“マイ・ドキュメントスキャナー”として魅力的なワケ

 「DR-P208」は、12月5日に発表されたばかりのピカピカの最新機種だ。

 前ページで登場した遠藤GMが愛用するDP-150よりもさらにコンパクトな筐体でありながら、据え置きタイプに匹敵する機能を搭載している。

キヤノンの新型ドキュメントスキャナー「DR-P208」。12月上旬発売予定

 「DR-P208」はその外見通り、持ち運び可能な個人向けモバイルドキュメントスキャナー。ACアダプターが不要で、USBケーブル接続による給電のみで動作する(USBバスパワー駆動)。机上に置いても邪魔にならないし、使わないときには引き出しの隅に収まるサイズだ。

本体上面と正面。トレーを閉めた際のサイズは幅312.5×奥行き55.5×高さ40mm、重量は約600g。ちょうど折り畳み傘のような姿形で、引き出しやカバンの隅に放り込んでおける気軽さが嬉しい

ADF搭載で10枚連続スキャンOK!
1パスカラー両面読み取りにも対応

 モバイルタイプだからといって侮ってはいけない。この「DR-P208」は、据え置きタイプに勝るとも劣らない豊富な機能な持つ、“全部入り”な機種なのだ。

 まず何よりも驚きなのが、このコンパクトさにもかかわらず最大10枚の連続スキャンを可能にするADFが搭載されている上に、1パスでのカラー両面読み取りに対応していること。カラー20面をワンプッシュでスキャンできるモバイルタイプは前代未聞だ。

ADF搭載&1パスカラー両面読み取り。モバイルタイプにありがちな、書類を1枚ずつスキャンする面倒な作業から解放されるだけでなく、わざわざ紙を裏返す手間も要らない

 そして読み取り速度も、カラー原稿で毎分両面16面のスキャンが可能と実用十分な速度を誇る(A4サイズ・縦・解像度200dpiの場合)。スキャンの解像度と読み取り速度については下記の表を参照してほしい。

 モバイルタイプでありながら、従来の据え置きタイプに匹敵する基本性能を持っているのがこの「DR-P208」なのである。

DR-P208のスキャン解像度と読み取り速度一覧
24ビットカラー 白黒/256階調グレースケール
200dpi 片面8枚・両面16面/分 片面8枚・両面16面/分
300dpi 片面6枚・両面12面/分 片面8枚・両面16面/分
600dpi 片面1枚・両面1.5面/分 片面5枚・両面10面/分

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