PCの周りにスキャナーを設置したいがスペースがなくて置けない。そんな悩みを解決するのが、エプソン販売が1月15日に発表したコンパクトサイズのスキャナー「GT-S650」だ。
GT-S650は、従来機「GT-S640」と比べ容積比を28%カットした省スペースなスキャナーで、PC周りに設置しても邪魔にならないという。最大の特徴は、本体裏にスタンドを内蔵し、縦置きにして使用可能という点だ。横置きだとどうしてもスペースを取ってしまうが、縦置きだとあまりスペースを取らないので、狭い場所にも設置できる。
原稿が厚い時などは、カバーを取り外して使用できる。電源はACアダプターではなくUSBバスパワーを採用し、USBケーブルでPCに接続するだけで使用可能だ。本体に4つのボタンを搭載し、スキャン/コピー/クラウドへ転送/PDFデータの作成がボタン操作だけでできる。付属のソフトウェア「Epson Event Manager」により、スキャンしたデータの保存先の指定など、ボタンを押したときの動作の設定が可能だ。
スキャナーの読み取りや転送をサポートする「Document Capture Pro」や、スキャンした写真画像を自動補正し、FacebookなどのSNSやクラウドサービスで活用できる「Easy Photo Scan」も付属する。センサーに「Contact Image Sensor」を採用し、動作時約2.5Wの低消費電力を実現。消費電力を動作時は79%、レディー時は80%、電源オフ時は99%カットしている(従来機比)。
原稿読み取り速度は約10秒(A4カラー/モノクロ、300dpi/1枚)で、光学解像度は4800dpi。サイズは幅249×奥行364×高さ39mm、重さは約1.5kg。価格は1万円前後で、1月29日に発売予定だ。