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CPU黒歴史 Amazonで販売再開 Twitterで聞く私的CPU黒歴史

2012年10月05日 18時50分更新

文● ASCII.jp編集部

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 またもAmazonで品切れしておりました「忘れ去られたCPU黒歴史」が、本日ようやく販売再開いたしました! 遅くなりまして申し訳ございませんでした。

 紀伊國屋書店様、丸善&ジュンク堂様、楽天ブックス様のオンラインショップでも販売されておりますので、こちらもご利用いただければと思います。

 大手書店店頭でもまだまだ販売中でございます。三省堂書店神保町本店様では5階のコンピューター書籍売り場にて、先月よりこのような特設コーナーを設けていただいております。アクリルケースの中にはPentium 4世代でしょうか、マザーボードも展示されております。神保町にお立ち寄りの際には、ぜひご覧いただければと思います。余談ですが、同コーナーのCPU黒歴史の隣には、 なんと「はじめて読む8086」が並んでいます! 私も20年以上前にこれを読んで8086モードでのアセンブラプログラミングを学んだものですが、まだ需要があるのでしょうか……驚きです。

三省堂書店神保町本店5階の下りエスカレーター前にある特設コーナー。CPU黒歴史を大きく扱っていただいております!

 また、BOOK☆WALKERを初めとして、Reader StoreBookLiveGoogleブックス楽天koboなど、各電子書籍ストアでも電子書籍版を販売しております。ページレイアウトを書籍と合わせたために、画面の小さいスマートフォンではあまり読みやすいとは言えませんが、タブレットでの読書はかなり快適ですので、お持ちの方にはお勧めでございます。

 また週刊アスキーPLUSで連載中の「東京カレー日記ii」では、アスキー総研所長の遠藤 諭氏による、CPU黒歴史をテーマとしたコラム『「CPU黒歴史」と「インテルの呪縛」』を掲載しております。こちらも合わせてご覧いただければ幸いです。

Twitter投稿から見る「あなたの選ぶCPU黒歴史」

 前回の告知にて、Twitterにて「あなたの選ぶCPU黒歴史」を募集いたしましたところ、早速さまざまなご意見をいただきました。いくつかご紹介させていただきたいと思います。

@Fluoros
PowerPC 615が載ってないのはなぜ!? PowerPC命令とx86命令の両方を動かそうとした興味深いCPUなのに!

 はい、ありましたねえ。黒いですねえ(笑)。世に出ることなく消えたという点では、インテルの「Timna」と似たところもありますが、今となってはなかなか情報を集めるのが難しそうです。担当としても読んでみたいところであります。

@tam_la
Pentium Pro。Socket8で動くCPUはPentium Proだけだったので、アップグレードできなかった(´;ω;`)
@KO_GENKI
2次キャッシュメモリ1MB版のPentium Pro

 「Pentium Pro」という声はよくいただきます。商業的に大きく成功したかと言えばそれほどでもないでしょうが、現在までつながるP6アーキテクチャーの元祖ということもあってか、インテル自身では黒歴史とは思っていないのではないかと思われます。それを言ったら「初代K8」も似たようなものじゃないかという気もしますが、Hammer系列が発表後に業界に与えたインパクトの大きさと、散々待たされたあげく登場した初代製品のガッカリ感に比べると、Pentium Proは黒歴史というほどではないかなと。

 担当の思い出としては、当時月刊アスキー編集部に来た某社のデュアルPentium ProマシンでWindows NT 3.5を使い、「速ええ! P6デュアル速えよ!」と感動した覚えがあります。実力を発揮できる環境が揃うと、なかなか大したものでした。

@nabe9215
MC68060は?

 書籍化にあたり、「モトローラネタで書き下ろしを」ということで、MC68060も候補に挙がりました。ただ黒さという点では、MC88000の真っ黒具合には及ばず、今回は見送りました。またこれも読んでみたいですね。


 「あなたの選ぶCPU黒歴史」は、まだまだ募集しております。Twitterにて@asciijpeditors宛に「#CPU黒歴史」のハッシュタグを付けて、「黒歴史CPUといったら○○○だろ」「○○○はCPU黒歴史に入れるべき」「○○○はまだ黒歴史じゃないのか?」といった具合に、簡単でも結構ですので熱い?思いの丈をぶつけていただければと思います。

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