標準電圧版プロセッサーを搭載したフルスペックモバイルPC!
第3世代Coreプロセッサーと高速SSD搭載でさらなる進化を遂げた「dynabook R732/W3TF」
2012年09月20日 11時00分更新
軽量・高輝度液晶パネルを採用
液晶パネルには、従来よりも軽量な高輝度液晶パネルを採用している。実際に、野外の直射日光下で利用してみたが、バックライト輝度が高く、十分な視認性を確認できた。また、バックライトには省電力タイプのLEDバックライトを採用しており、消費電力の低減も実現。視認性を犠牲にすることなく、軽量化と省電力化を実現している点は大いに評価できる。
ただし、表示解像度が従来同様1366×768ドットという点は不満が残る。Ultrabookとの差別化という意味でも、1600×900ドットやフルHDに対応した液晶パネルを搭載してもらいたかった。この点は、将来の強化を期待したい。
パネル表面はノングレア処理が施されているため、光沢液晶に比べると発色の鮮やかさは劣る。また、上下の視野角もやや狭く、視点を上下に移動させると色合いの変化も感じられる。ただ、外光の映り込みは全く気にならないため、文字入力作業などは非常快適。このあたりも、ビジネスモバイルらしい仕様と言える。
キーボードは、従来モデルと同様のタイルキーボードを搭載。キーピッチは、横は19mmとフルサイズだが、縦は16mmとやや狭く、長方形のキーとなっている。慣れれば問題はないものの、使い始めは若干の違和感を感じる。ちなみに、配列は自然で、特に不満を感じる部分は無い。
タッチパッドも従来モデル同様。クリックボタンが独立して用意されており、Ultrabookなどで広く採用されているクリックボタン一体型タッチパッドよりも使いやすい。また、クリックボタン中央には指紋認証用センサーも搭載され、優れたセキュリティを確保できる点もうれしい。
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