気象条件が揃うと楽しいバックストレート
先に書いておくと、バックストレート(西ストレート)は観戦用エリアといってもいい。のほほんとご飯を食べながら、1200mのストレートを突っ切る車両を眺めるのもオツなもので、筆者のご飯ポイントにもなっている。撮影の場合は、フェンスがゴツイため、狙える角度は極めて少ない。ほぼ横からのカットになってしまうのだ。もしくは、スプーンを抜けてきた車両を風景画的に収めるといったやり方くらいだろうか。ナイトレースであれば、ヘッドライトとテールランプで面白くなりそうなのだが……。
昼間のレースの場合は、太陽光次第。夏場だとちょうど午前のフリー走行中に、西ストレートを走る車両に日射しが当たるため、キラッと反射するのでそこを狙ってみるのもいい。筆者はそのためだけに足を運んでいるほどである。今回は成功ショットが出る前に、太陽が雲に隠れてしまったのだが、今年のF1か来年のPokka 1000kmのお楽しみにしておくのもいい。
【予選日まとめ】ほかのサーキットでも参考にしてほしい
今回は鈴鹿サーキット・西コースの撮影ポイントを紹介と言いつつ、だいぶ撮影の基本テクニック紹介になってしまったが、動体が横切るときの角度は、サーキットごとに違えど、根っこの部分は同じ、富士スピードウェイやツインリンクもてぎ、スポーツランドSUGOやオートポリスが近いぜという人にも参考になるハズ。エンジョイしながらレース写真を撮って、キレイに撮れた写真を見てニヨニヨしてもらいたい。
というわけで、次回は決勝編。昨年同様にフォトグラファー体験講座に潜り込んで、コースサイドで撮影してきたぞ!