Q2 推奨ハードウェアスペックは?
Windows 8の推奨スペックは以下のとおり。基本的には、Windows 7 が動作するのと同じハードウェアで動作すると、マイクロソフトでは述べている。
- CPU:1GHz以上
- メモリー:1GB以上(32bit)、または2GB以上(64bit)
- ストレージ:20GBの空き領域
- グラフィックス:DirectX 9対応(WDDMドライバーが必要)
- 特定の機能を使用するための追加要件
- タッチ機能:タブレット、またはマルチタッチに対応しているディスプレー
- Windowsストア:インターネット接続と1024×768ドット以上の画面解像度
- スナップビュー:1366×768以上の画面解像度
なお、「Windowsストアアプリ」(旧称 Metroスタイルアプリ)を画面の左右端に「スナップビュー」で表示するには、いわゆるワイド画面が必須のようだ。1600×1200ドットのディスプレーでは、スナップビューができなかった。
Q3 Microsoftアカウントってなに?
必須なの?
Windows 8には、XboxやWindows Phoneで導入されているオンラインプログラム購入機能のWindows 8版、「Windowsストア」が導入された。このWindowsストアを使うためには、「Microsoftアカウント」※1が必要となる。iOSの「Apple ID」やAndroidの「Googleアカウント」と同じようなものと思えばよく、つまり事実上必須だ。
※1 旧Windows Liveアカウントのことで、かつてはHotmailアカウントとも呼ばれていた。
Windows 8のアカウント自体に、Microsoftアカウントを使うこともできる。その場合、メールやカレンダー、メッセージングにSkyDriveといったWindows Liveベースのサービスも、すべて同じIDでサインインできる。また、複数のマシンで同じMicrosoftアカウントを使うと、マシン間の設定同期も行なえる。なお、Windowsストアのアプリケーションは、同一アカウントのPCなら5台までインストールできる。
一方で、従来どおりの「ローカルアカウント」を利用して、ストアやメールは個別に設定することもできる。また、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントは「PC設定」からの変更できるので、Windows 7からアップグレードした場合でも、ログオンアカウントをMicrosoftアカウントに変更できる。
またWindows 8では、ログオンのオプションとして「ピクチャパスワード」と「PIN」(4ケタの暗証番号)によるログオンも可能になった。これらを使うには通常のパスワード設定が必須なので、慣れすぎると「パスワード忘れた!」なんてことにもなりそうだ。PINやピクチャーパスワードを使っていても、パスワード本体は忘れないようにしておこう。
Q4 Windows 8ではDVDが再生できないってホント?
コンシューマー向けのWindows 7にはDVD再生のライセンスが含まれていたので、特にアプリケーションを追加しなくてもDVDを再生できた。しかし、Windows 8にはライセンスが含まれていないので、MPEG-2形式の動画、つまりDVD再生ができなくなってしまった(実験してみたところ、音声のみ再生された)。なお、H.264(AVCHD)の再生はできる。
Windows 7からアップグレードインストールしても、MPEG-2再生機能は引き継がれない。Windows 8でDVDを再生するには、従来どおりDVD再生機能を持つアプリケーションを使うか、Windows 8 Pro(MCE)にアップグレードすればMedia Center上で再生可能だ。
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