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RTM版で最終チェック ここが知りたい!Windows 8特集 第2回

VAIO PからRetina MacBookまで Windows 8インストール実験

2012年08月28日 12時00分更新

文● 小林哲雄

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 Windows 8特集2回目では、実際に市販されている(されていた)PCに、Windows 8をインストールできるかどうかの実験を行なう。

 新しいマシンにOSをインストールするには、従来のアプリケーションや設定を引き継がない「新規インストール」と、従来環境からの「アップグレードインストール」がある。Windows 7/Vista世代のメーカー製PCを、Windows 8 Proにアップデートできるだろうか?

 今回は4台のマシンを使って実験してみた。ごく普通の自作PCにインストールしても、動いて当たり前なので面白くもない。そこで実験対象には、Atom搭載ミニノート、Ultrabook、マルチタッチ対応ディスプレー一体型PC、そしてRetinaディスプレイ搭載MacBook Proの4台を選んだ。基本はアップグレードを試み、それが不可能な場合は新規インストールを行なっている。

インストール実験 その1
VAIO type P VGN-P90HS

VAIO type P

 Windows 8 RTMインストール実験の第1号は、Windows 7 RC版のインストール実験でも使用した、かつての人気のミニノート「VAIO type P」(VGN-P90HS、以下VAIO P)だ。

VAIO type P VGN-P90HSの主なスペック
CPU Atom Z540(1.86GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス Intel US15Wチップセット内蔵
ディスプレー 8型ワイド 1600×768ドット
ストレージ SSD 128GB
無線通信機能 IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 2.1
OS Windows Vista Home Basic SP1

 今回のテストでは唯一のWindows Vistaマシンで、少々古いことに加えて1600×768ドットと、ほかにはない解像度のディスプレーを備える。モデルによってはワンセグチューナーやGPS、ワイヤレスWANモジュールなど、特殊なコンポーネントやアプリケーション、そしてデバイスドライバーが必要なノートPCだ。今回テストしたのはワンセグモデルで、GPSやWWANは搭載されていない。

 アップグレードは機材の関係で、手持ちのUSB DVDドライブ(IODATA DVRP-U8XLE)を使用したのだが、まずここで大問題が発生してしまった。Vista上からアップグレードインストールをしようとしたところ、インストール途中でエラー画面が出てしまい、先に進めない。仕方なくインストールDVDから起動すると、アップグレードをある程度進めた状態でブルースクリーンが発生してしまう。これではどうにもならない……。

アップグレード途中でエラー! 無情なインストール失敗に前途多難な予感

 Windows VistaからWindows 8へのアップグレードインストールでは、アプリケーションは引き継がれない(特集1回を参照)。Windows 7からの8へのアップグレードならばアプリケーションが引き継がれるので、ドライバーさえ動作すればまだ復活の余地があるのだが……。

Windows Vistaからのアップグレードなので、アプリケーションは引き継がれない。メーカー製PCの場合、アップグレードできたとしてもこの先で問題が出るはず

Windows 7から8へのアップグレードならば、アプリケーションが引き継がれる(赤枠部)

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