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大容量のDNSリクエスト処理能力でDDoSからシステムを保護

F5、BIG‐IP GTMのDNS機能を大幅強化

2012年07月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月26日、F5ネットワークスジャパンは「BIG-IP Global Traffic Manager(BIG‐IP GTM)」のDNSサービスを強化し、DNSのキャッシング/名前解決、DNSSECバリデーション、モニタリングなどの機能を追加したと発表した。DNSのセキュリティ強化に加え、パフォーマンス向上と運用管理負荷の軽減を通じたコスト削減などのメリットをユーザーに提供するという。

BIG‐IP GTMのDNS関連機能が強化される(同社資料より)

 同社のDNSサービスは、「iRulesテクノロジー」により、ポリシーベースのDNSリクエスト管理が行なえ、効率性を強化したDNSソリューションにより、DNSサーバー数を大幅に削減する。加えて今回発表の機能強化の1つであるDNSキャッシング/名前解決の機能により、遅延の影響を最大80%削減でき、より高速なWebブラウジングを実現する。

 さらに、大容量のDNSリクエストを処理できる機能を備えているため、DDoSといった大量アクセスの攻撃からシステムを保護する。ユーザーは、権威DNSサーバーからのレスポンスに対するリアルタイムなDNSSEC署名と、エンドツーエンドのセキュリティを実現する高性能なDNSSECのクライアント証明の両方を備えた、完全なDNSSECソリューションを利用できるという。

 今回の発表の追加機能は、BIG-IP Global Traffic ManagerのOS「BIG-IP version11.2」によって利用可能だ。

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