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「Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V向けネットワーク仮想化ソリューション」

BIG-IPがWindows Server 2012のHyper-V上で稼働

2012年10月26日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月25日、F5ネットワークスジャパンは、「Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V向けネットワーク仮想化ソリューション」を発表した。Windows Server 2012 Hyper-Vで稼働するクラウドベースのデータセンターにおいて、BIG-IPプラットフォームによる拡張性、安全性、管理性に優れたアプリケーションデリバリネットワークを構築できるという。

 本製品を使うことで「BIG-IP Local Traffic Manager Virtual Edition」(BIG-IP LTM VE)をWindows Server 2012 Hyper-V上で稼働させることができる。これにより、ローカル/グローバル データセンターの広域負荷分散、アドバンストトラフィックステアリング、アクセスコントロール、アプリケーションのセキュリティや高速化など、BIG-IPがアプリケーション向けに提供する各種機能を、マイクロソフトの製品群で構築するクラウドや仮想ネットワーク環境で利用可能になるという。

 また、マイクロソフトのシステム管理製品「Microsoft System Center 2012」へのプラグイン、Hyper-V 拡張スイッチ向けエージェントソフトウェアの提供を予定。これらにより、オーバーレイ型仮想化技術「NVGRE」で実現するネットワーク仮想化環境と連動して動作し、BIG-IP LTM VEを含めたネットワーク仮想化環境を集中して管理・設定できる。また、ハイブリッド・クラウド環境の構築や移行時に、物理ネットワークで使っていたポリシーやIPアドレスをそのまま利用できるため、容易で柔軟な移行とコストの削減が可能という。

 本製品は2013年第1四半期(1~3月)より提供開始予定で、価格や提供形態は未定となっている。

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