7月5日、ムービットは添付ファイルのZIP暗号化などの機能を持つメールゲートウェイの仮想アプライアンス「Powered BLUE Mail Plus Spirit」を発表した。
これは、メールの添付ファイルを暗号化されたZIPファイルに圧縮したり、Webサイトからダウンロードする方式に変換する機能を提供。従来の製品ではVMwareによる仮想環境での実行に対応していたが、今回発表の製品では、Linuxカーネルが搭載する仮想化機能「KVM」、パラレルスの仮想化製品「Virtuozzo」を使った環境での運用にも対応した。
他にGoogle Appsとの連携にも対応する。Google Appsを利用の場合でも、メール添付ファイルのZIP暗号化やダウンロード形式での送信処理、添付ファイルの削除やブロック、メールログの記録が可能で、Google Appsの機能を補完するとしている。オプションでは、2台のメールサーバーへのメールの同時配送(メールの2重配送)などにも対応しており、保存用のメールサーバーへの同時配送や新旧2台のメールサーバーへの同時配送などが簡単に構築できるとのこと。
ソフトウェアレンタル方式の提供を行なう予定で、この場合の価格は、50ユーザーで年間9万6000円(初期費用1万6000円)など。