将来はモーションキャプチャーができるハコに進化!
── ニコファーレ的には今後、どう進化していきますか?
岩城 言えないことも多いですが、例えば、ニコファーレでモーションキャプチャーができるようにしたいですね。
── えええっ!! 現状、MMDでもKinectを使ってモーションキャプチャーをやってる方がいますが、その精度が高まると!
岩城 ええ、高まりますね。当然、最後の「魂を入れる」修正を加えないと、動きとしては完成しませんが、高いレベルの素材は提供できると思います。できれば広く開放して使ってほしい。
── 時期はいつ頃?
岩城 調整中です。ただ、モーション撮るのに結構時間がかかるので、開放デーのような提供の仕方がいいかどうかは分からない。その辺も含めていろいろ考えています。このシステムも並行して進めていて、ついに先日、MMDのモーションデータ(vmd)を直で書き出せるようになりました。
── スゴい。ARライブのときも、MMDのファイルを読み込ませるために、岩城さんがMMDのクローンソフトを作ったと聞きました。何がそこまで岩城さんを突き動かすのか。
岩城 やっぱりこのステージの上に立たせたい、って思いですね。面白いことやらせてもらってるなーって思いながら、毎日、働いてます。でも帰宅が遅いので、朝、家を出るときには息子に「パパ、また明日ねー」って言われてしまう(笑)。
── ハードだなぁ……(涙)。その男たちの血と汗が、このGUMI誕に集結すると。
岩城 それだとずいぶん暑苦しい感じになってしまいますが、さわやかなGUMIちゃんをかわいくながめてもらえればうれしいです。
── 最後にライブに向けての意気込みをお聞かせください。
cort 僕としては、衣装やセットリストの流れを味わってもらえたらうれしいです。4月の超パーティーで出てきたボーカロイドライブもすごかったけど、あれに負けないぐらいのクオリティーを実現する意気込みです。今回はGUMIの誕生日に合わせた平日開催ですが、もし人気が高ければ休日に再演して、多くの人にリアルで見てほしいですね。
岩城 私は技術屋なので、ARライブで会場がさんざん「負け組」といわれて来た状況が変わる点に注目して、純粋にリアルとネットで楽しんでほしいです。あとは1点、ちょっとしたサプライズの演出もありますので、ぜひ期待してお楽しみに。