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あいつら、未来に生きてるぜ!MMDの魅力を徹底解説 ― 第1回

3Dアニメに国境なし!世界が注目するMMD、その理由は?

2012年07月27日 12時00分更新

文● kawara(@KAWARAsan

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CGソフト『MMD(MikuMikuDance)』がいま、非常に熱い! アマチュア3Dアニメ作者たちが腕を競い合う夏の大会『MMD杯』第9回予選も始まり、既に500本を超える作品がエントリー。8月17日の本選を前にファンたちの熱い視線を集めている。

「なんか楽しそうじゃない! ところでMMDってなに?」そんな皆様のため、本特集は全4回にわたってMMDの魅力を余すところなく紹介する。とにかく読んでもらえれば、MMDがどえらいことになっているのが分かるはず!

写真は今年6月に六本木ニコファーレで開催された「GUMI誕生祭2012」

 MMDは、いま世界で最も使われているCGソフトといっても過言ではない。

 「MMDer」と呼ばれるMMD作家たちは、日に100本を超える作品を連日投稿している。作品数はニコニコ動画だけでも8万本超。勢いは国内にとどまらず、アジア・北南米を中心に、数万人とも言われる海外MMDerが日々新作を発表しているのだ。


「逆転の発想」が、3Dアニメーションの世界を大きく変えた

 そもそもMMDとは何なのか。正式名称はMikuMikuDance、作者は趣味でプログラミングをしている樋口優さん。2008年2月に公開された、「初音ミクをダンスさせるためのソフト」だ。その最大の特徴は、「軽い」「モデルが用意されている」の2点につきる。ジャンルでいえば3DCGソフトだが、MMDは当初から3DCGソフトの常識をひっくり返す思想でつくられている。

MikuMikuDance

「MikuMikuDance」

ジャンル:3DCGソフトウェア
作者:樋口優(樋口M)さん
開発元:Vocaloid Promotion Video Project(VPVP)
対応OS:Windows
ライセンス:フリーウェア
公開:2008年2月24日(最終更新:2011年10月25日)

http://www.geocities.jp/higuchuu4/

 これまで、いわゆる商用の3DCGソフトが指向していたのは、「ハイスペックなマシンでいかにリアリティーのある絵作りをするか」ということ。レイトレーシングやレンダリングといった時間のかかる手法で動画を作り上げていくもので、最新のコンピューターを使い、たった数秒間のCGに何日もかけた――というのはハリウッド映画でもよく聞く話だ。

 だが、MMDはそれと真逆に「低スペックのパソコンでも簡単に3DCGを動かせる」ように設計されている。リアルな絵柄ではなくアニメチックな絵柄が、しかしリアルタイムで再生される。制作後、書き出してみなければどんな映像になっているか分かりにくかったそれまでのソフトとは一線を画す、圧倒的な直観性・操作性、そして、動作の軽さが3DCGの垣根を一気に引き下げ、数多くのユーザーたちを引きつけることとなった。

 そして、MMDのもう1つの特徴が「3Dモデルが用意されている」こと。発表当初は初音ミクのモデル(作者:あにまささん)が付属するだけだったが、今やクリプトン・フューチャー・メディア社から発売されたボーカロイドキャラクターを中心に、複数のモデルが初めから使えるようになっている。すぐ動かして使えるモデルがCGソフトに付属しているということもきわめて異例で、これもやはりCG初心者には魅力的だった。

MMDに付属するモデル「咲音メイコ」(作者:キオさん)。3Dモデルが付いているのはCGソフトとしては珍しい

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