このページの本文へ

「Rational テスト仮想化/自動化ソリューション」

テスト期間10日が10分に!日本IBMが仮想テスト環境ツール

2012年06月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 6月21日、日本IBMは仮想的なテスト環境を自動構築するソリューション「Rational テスト仮想化/自動化ソリューション」を発表した。

 Rational テスト仮想化/自動化ソリューションは、テスト対象となるシステムへの入出力を仮想的かつ自動的に再現する機能を持つ。これにより、テスト対象システムと接続するシステムの完成を待ったり、稼働を停止する必要がなくなり、テスト環境を実際に構築することなく接続テストを実施できる。結果として、テスト時間の短縮やテスト環境構築への投資と手間の削減が実現する。

 また、仮想化環境での接続テストが可能になることで、システム開発工程の早い段階で不具合の修正ができるため、開発の最終段階での大幅な変更や品質問題発覚による開発遅延の低減が可能となり、顧客へのサービス開始の遅れや追加コストの発生を防ぐとしている。

 たとえば、海外の金融機関では、テストの大部分を自動化できたことで、手作業によるテスト期間を10日から10分に削減したという。また、ある製造企業は、従来6カ月かかっていたシステム構築を2カ月短縮し、4カ月で完成させたとしている。

 IBM Rational テスト仮想化/自動化ソリューションの使用料金は、4000万円(100PVU)から。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード