比類なき最高クラス、
「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」
MacBook Pro Retinaディスプレイモデルは薄型筐体とRetinaディスプレイ搭載にスポットが当てられがちだが、その実はMacBook Proでも最上位クラスのスペックを誇るハイエンドマシンでもある。プロセッサーには「Ivy Bridge」ことIntelの第3世代Coreプロセッサーで、かつ同クラスでは最高性能のクアッドコアCore i7を採用。最大搭載メモリーは16GB、ディスクリートGPUはNVIDIA GeForce GT 650M(Kepler)、フラッシュストレージの容量は最大768GBと、すべてが極上だ。それでいて、バッテリーは最大7時間の駆動が可能で、可搬性とパフォーマンスを両立している。
また、ハイエンド製品を象徴するかのように、本体内部に独特のエアフロー機構を備えており、ふたつの巨大なファンがプロセッサー用とGPU用に配置されるなど、非常に特徴的な内部構造となっている。
ハイエンドな特徴はインターフェースにも見られ、USB 3.0端子×2だけでなく、Thunderbolt端子を2基、さらにHDMI端子まで採用。Thunderbolt端子はオプションの変換コネクターと組み合わせることで有線LAN端子(1000BASE-T)やFirewire 800(IEEE1394b)端子としても機能するため、既存の周辺機器接続に役立つ。複数の通信プロトコルをサポートして、同時に1つのポートで束ねることが可能なThunderboltならではの特徴だ。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデルの下位モデルの基本構成の場合、価格18万4800円で、上位モデルは23万8800円だ。BTOで“全部盛り”な構成変更を行なうと30万円を超える水準となる。薄型+Retinaという特徴で満足するか、あるいは許された拡張性を最大限に活かして高価格なハイエンド仕様にするべきか。BTOを利用した初期カスタマイズ以外では拡張が難しい製品だけに、悩ましいところだ。
主なスペック | ||
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製品名 | MacBook Pro Retinaディスプレイモデル:2.3GHz | MacBook Pro Retinaディスプレイモデル:2.6GHz |
直販価格 | 18万4800円 | 23万8800円 |
CPU | Core i7 2.3GHz(4コア) | Core i7 2.6GHz(4コア) |
メモリー | 8GB(最大16GB) 1600MHz DDR3L | |
ディスプレー(最大解像度) | 15.4型 Rtinaディスプレー(2880×1800ドット/220ppi、IPS) | |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)およびNVIDIA GeForce GT 650M(1GB、Kelper)、自動切替機能搭載 | |
ストレージ | 256GB フラッシュストレージ | 512GB フラッシュストレージ |
光学式ドライブ | ― | |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n対応) | |
インターフェース | USB 3.0×2、Thunderbolt×2、HDMI×1、FaceTime HDカメラ、Bluetooth 4.0 | |
カードスロット | SDXCカードスロット | |
テレビ機能 | ― | |
サウンド機能 | ステレオスピーカー、マイクロホン、ライン出力/ヘッドホン | |
本体サイズ/重量 | 幅358.9×奥行き247.1×高さ18mm/2.02kg | |
バッテリー駆動時間 | 最長7時間(最大30日間のスタンバイ時間) | |
OS | OS X Lion |