ストレージにSSDを選べばパフォーマンスがさらに向上
今回試用したのは、HDDにキャッシュ用のSSDを組み合わせることでデータ読み込みを高速化した機種だったが、よりパフォーマンスを重視するならBTOでストレージにSSDを選ぶのも手だ。600MB/sという高速転送に対応したSSDが用意されているので、データアクセススピードのさらなるアップを期待できる。ただし、SSDの容量は最大256GBなので、動画編集のように大容量データを頻繁に書き換える場合は本機のようなSSD+HDDのハイブリッドを選んだほうが良いだろう。
ちなみに第3世代Core iシリーズは、パフォーマンスの向上だけでなく、製造プロセスの微細化による省電力化も大きな特長。本機には、その特性をフルに生かせる「電源管理ユーティリティー」も標準搭載されている。同ソフトを使えば、電源プランの切り替えが簡単に行えるだけでなく、ピークシフトプランの設定や消費電力値の確認などが可能。今夏は関東や東北地方だけでなく関西地方での電力不足も憂慮されているが、本機ならそうした事態にもあらかじめ対応することが可能だ。
Endeavor NJ5700Eはエプソンダイレクトのノートパソコンとしてはフラッグシップに位置づけられる製品だが、基本構成時に79,800円と比較的手頃な価格になっている。今回試用した機種と同じ構成にすると177,450円(ハイスペックがお得!キャンペーン(2012年7月17日17時まで)適用後の価格)になるが、OSのエディションやメモリー容量などを用途に合わせて見直すことで価格を低く抑えることは可能。定評あるアフターサービスなどを考え合わせると、コストパフォーマンスは十分高い。第3世代Core iシリーズを搭載したハイエンドノートを狙っているユーザーには、ぜひ注目してもらいたい製品だ。