高性能グラボ搭載でゲームやブルーレイを存分に楽しめる「Endeavor Pro7500」
2012年07月12日 13時10分更新
ハイパフォーマンスかつメンテナンス性の高さで定評があるエプソンダイレクトの「Endeavor Pro7500」。ハイエンドパーツを搭載するためのこだわり構造など、人気の秘密を6回にわたって検証する! 第1回、第2回、第3回、第4回はこちら
GPUはエントリークラスからハイエンドまでの6種類から選べる
「Endeavor Pro7500」に採用されているSandy Bridge-EコアのCore i7にはGPUが統合されていないため、ディスクリート・グラフィックボードが必須となる。「Endeavor Pro7500」のカスタマイズメニューには、エントリーモデルからハイエンドモデルまで計6種類のグラフィックボードが用意されており、用途や予算に応じて最適なものを選ぶことが可能だ。なお、手持ちのグラフィックボードを使うつもりといった場合でも「グラフィックボードなし」という構成では「Endeavor Pro7500」を購入することができないので注意したい。
今回の試用機に取り付けられていたグラフィックボードは、NVIDIAのハイエンドGPU「GeForce GTX 580」を搭載したもの。NVIDIAからは新アーキテクチャの600番台がすでにリリースされているため、GeForce GTX 580はひとつ前の世代にあたるが、その描画性能はいまなおトップクラスで、とりわけ本格的な3Dゲームを高品位で楽しみたい方に向いている。
前世代とはいえNVIDIA最上位クラスのGPUだけに、グラフィック性能の高さには目を見張るものがある。まず、Windowsエクスペリエンスインデックスのサブスコアは、「グラフィックス」「ゲーム用グラフィックス」ともに最高値の7.9。「3DMark 11」のベンチマークテストでは、総合スコアがP6126、グラフィックスコアだけを取っても5660と軒並み高い数値が出ている。
ハイエンド系では、ほかにAMDの「Radeon HD 7970」も選択可能で、3D描画性能についてはGeForce GTX 580をさらに上回る。とにかく価格を抑えたいなら、エントリークラスの「Radeon HD 6450」が最もリーズナブルだが、3D描画性能はあまり期待できなくなってしまう。3Dゲームをプレイすることも考えているのであれば、ミドルレンジの「GeForce GTS 450」か「Radeon HD 6770」を選んでおきたい。
興味深いのは、NVIDIAの「Quadro 2000」も選択できること。これは、主にCADやCG制作などの用途に特化したグラフィックボードで、3Dゲームなどには向かないが、約10億色(30ビット)表示ができるという特色を持つ。実際の約10億色表示にはディスプレイや画像処理ソフトなどもそれに対応したものが必要で、一般ユーザーにはやや敷居が高いが、微妙な色の違いも再現できることから、高級デジタル一眼レフを使いこなすセミプロカメラマンなどにもオススメだ。
この連載の記事
-
第6回
デジタル
BTO次第で「Endeavor Pro7500」がレコーダに早変わり! -
第4回
デジタル
SSD2基による激速「RAID 0」構成も選択できる「Endeavor Pro7500」 -
第3回
デジタル
高級感があり、機能性にも優れたアルミケースを採用した「Endeavor Pro7500」 -
第2回
デジタル
性能はIvy Bridgeより上、個人向け最速CPU搭載の「Endeavor Pro7500」 - この連載の一覧へ