メモリーはお手ごろ価格で高信頼のCorsair製をチョイス
次はメモリーだが、最近はマザーボードとの相性もめっきり少なくなっているので、どのメーカー製を選んでも問題ないといえるが、ここでは信頼性、安定性に定評のあるCorsair製4GB×2枚セットの「CMZ8GX3M2A1600C9」を選んだ。
Corsair「CMZ8GX3M2A1600C9」
実売価格:5000円前後
URL:http://www.links.co.jp/item/cmz8gx3m2a1600c9/
最安品に比べると数百円から1000円くらい高くなるが、しっかりしたヒートスプレッダーや安心の永久保証。そして取り扱いショップの多さもポイントになっている。
なんで「多くのショップで取り扱っているのが重要なの?」という疑問の声が聞こえてきそうだが、この点はメモリー以外でも重要。取り扱いショップが多い=継続して売れていると考えられ、売れる数が多ければ不具合や相性などの報告が増え、何か問題が発生時も解決しやすくなる。また、売れている=相性や不具合がなく、ショップが安心して販売しているとも取れるのだ。
なお、最近はDDR3-1600対応の8GB×2枚セットとなるCorsair「CMZ16GX3M2A1600C10」が、1万円前後まで値下がりしているので、16GBメモリー搭載を目指すのもオススメだ。
読み書き爆速なSSDの搭載はマスト!
すっかり鉄板PCパーツのひとつになっているSSD。最大読み書き速度や価格など、チョイスにかなり悩んだが、安定した読み書き速度を出すサーバーグレードのMarvell製コントローラーと高い信頼性を持つ、TOSHIBA製NANDフラッシュメモリーを採用する、Corsair「CSSD-P128GBP-BK」(容量128GB)にした。
Corsair「CSSD-P128GBP-BK」
実売価格:1万5000円前後
URL:http://www.links.co.jp/item/cssd-p128gbp-bk/
このCSSD-P128GBP-BKを選んだ最大のポイントは、採用するコントローラーとNANDフラッシュメモリーの組み合わせが、売れ筋SSDのひとつであるPlextor「PX-M3P」シリーズと同じで、公称読み書き速度が近い値になっているという点と、価格が同容量のPX-128M3Pより若干だが安価という点だ。
もちろん、読み書き速度の低下を抑える独自機能の「Garbage Collection」や安心の3年間保証など、速度以外にも魅力的な点が多い。
実測の読み書き速度も文句なしで、シーケンシャル読み込み時は約495MB/s、同書き込み速度は約347MB/sと爆速だった。A-DATA製などには120GBクラスで1万円を切る製品があるが、そういった安価な製品はデータ圧縮技術の効果が出ないランダムデータだと、ベンチマーク結果がふるわないSandForce製コントローラーを使っていることが多く、「CrystalDiskMark」などのランダムテストデータを使用するベンチマークでは、測定結果が低下してしまう。
実際に使っていて遅いと感じることは無いのだが、定番ベンチマークで、安定して高速な値を出してくれるのはSSDを初めて導入する人も安心できる。
データはHDDに保存するのがベスト!
アプリケーションなどは読み込みが高速なSSDに保存するのがベストだが、動画や音楽、日々増えるメールといった高速な読み書きが必要ないデータは、SSDと違って空き容量を気にせずに使え、1GBあたりの単価が安価なHDDへの保存がオススメだ。
Seagate「ST2000DM001」
実売価格:1万円前後
URL:http://www.seagate.com/jp/ja/internal-hard-drives/desktop-hard-drives/barracuda/
というわけで、今回の構成にはHDDも搭載することに。鉄板のHDDといえばWesternDigitalの「WD20EARX」(2TB)だが、今回選んだHDDは1TBプラッターを採用し、回転数が7200回転と高速なSeagate「ST2000DM001」(2TB)だ。SSDには遠く及ばないが、シーケンシャルの読み書き速度は約140MBとHDDとしては高速になっている。