夏場や長時間運用に備えて水冷を搭載
CPUに付属するリファレンスのCPUクーラーでも十分冷却できるのだが、長時間の高負荷運用やCPUのパワー不足を感じたら、サクッとCPUをオーバークロック動作できるように、高い冷却性能を持つ、メンテナンスフリーの水冷CPUクーラーを構成に含めることにした。
Corsair「CWCH100」
実売価格:1万3000円前後
URL:http://www.links.co.jp/items/Corsair-others/cwch100.html
メンテナンスフリーの水冷CPUクーラーは、多くの冷却パーツメーカーが取り扱っているが、多くが120mmファンを1基搭載する120mmサイズのラジエータを採用している。
価格は6000円前後からと空冷CPUクーラーと大きく変わらないので、ねらい目なのだが、今回はより高い放熱性を備える240mmラジエータを採用するCorsairの「CWCH100」で組むことにした。
多くの製品が採用する120mmラジエーターの2倍の面積になる240mmラジエーターなら、ファンを4基搭載して超強力な冷却システムの構築が可能だ。
マザーボードは安定性と拡張性を重視!
Ivy Bridge向けチップセットのIntel 7シリーズには、全部のせの「Intel Z77 Express」、Z77の下位でオーバークロック機能のない「Intel H77 Express」、ビジネス向けの「Intel B75 Express」の3モデルが登場している。Intel Z77 ExpressとIntel H77 Expressチップセットには大きな機能差はないが、オススメはメインストリームとなるIntel Z77 Express搭載のマザーボードだ。
各マザーボードメーカーから、さまざまな製品が登場しているが、優秀な省電力性能や高い安定性を備えるMSI製の「Z77A-GD65」をチョイスした。
MSI「Z77A-GD65」
実売価格:1万8000円前後
URL:http://www.msi-computer.co.jp/MB/Z77A-GD65/index.html
MSIのこだわり品質規格「ミリタリークラスIII」の最上位レベルになる「スター5」に準拠したハイエンドモデルで、温度耐性の高い「Hi-c CAP」や高効率電源チップの「DrMOS II」といった高品質なコンポーネントを採用している。
また、電源周りは高負荷時やオーバークロック時も安定した出力を行なえる12フェーズ構成なので、長時間のゲーミングや動画エンコードの連続実行といった高負荷の続く作業時も安心だ。
自動でCPUやメモリーをオーバークロックする「OC Genie II」や万が一、メインのBIOS-ROMに異常が発生しても、バックアップROMから復旧できる「MULTI BIOS SWITCH」など、便利な独自機能を満載。
さらにビデオカード搭載時もIntel QSVを利用できたり、Ivy Bridge内蔵GPUを使って、搭載ビデオカードのパフォーマンスを向上させたりできるLucidLogix「Virtu MVP」対応しているのも大きなポイント。
これだけ多機能でありながら、1万8000円前後の手ごろな価格帯なのもうれしいところだ。
CPUとマザーはセット購入がお得!
多くのパーツショップが集う秋葉原では、同じPCパーツがA店のほうが、B店より安い!なんてことは良くあること。少しでも安くPCパーツを一式を揃えるために、各ショップの価格をチェックするのは大事だが、CPUとマザーボードは同時に購入すると1000~4000円値引きされることが多々ある。
ショップによって値引き額や対象マザーボード、実施期間などに違いはあるが、複数のショップが同時購入による値引きを実施している。店頭購入のみならず、通販利用時も適用されることが多いので、同時購入値引きの情報は要チェックだ。