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「石狩データセンター」で提供

機器搬入代行も!さくらの「リモートハウジング」

2012年03月29日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月28日、さくらインターネットはデータセンターへの機器搬入作業などを代行する新サービス「リモートハウジング」の申し込み受付を4月18日に開始すると発表した。

「リモートハウジング」はPUE1.1台という同社「石狩データセンター」で提供する

 2011年11月15日に開所したPUE1.1台のデータセンター「石狩データセンター」をファシリティとする「さくらのクラウド」「さくらの専用サーバ」に続く第3弾サービス。リモートハウジングでは、好きな機器を設置できるハウジングの自由度はそのままに、入局などの物理作業を不要とした。サーバの搬入や設置などの物理作業は、すべて同社が代行するため、ユーザーはサービス開発などのコア業務に集中できるという。

 ユーザー所有機器の設置はもちろん、サーバーやネットワーク機器を同社からレンタルすることも可能で、システムを迅速に拡張できる。また、「さくらの専用サーバ」などの同社ホスティングサービスと共通のローカルネットワークで接続でき、VPN回線や広域Ethernetなどの外部回線を引き込むことも可能であるため、単なるハウジングにとどまらない柔軟で拡張性の高いシステムを実現できるという。

 一般的なハウジングサービスでは、ラックサイズと電源容量が固定的に設定されており、スペースと電力を無駄なく利用することが困難だったという。そこでリモートハウジングでは、ラックプランと電源プランをそれぞれ独立。必要なリソースを必要な分だけ利用可能とした。1/2ラックでは230V×1系統の提供だけだが、1ラックでは230V×2系統に加えて100V×1系統の引き込みも行なえ、合計9kVAを超える電力を利用できる。

 価格は、1/2ラックが月額5万2500円、230V電源が月額4万7250円など。

「リモートハウジング」の価格

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