ハイエンド端末で日本市場にも勝負
Windows Phoneも視野に
――日本ではオペレーターとの関係が重要になりますが、日本での戦略は? 「Ascend」モデルが日本に登場する予定は?
日本はグローバルでのハイエンドが、ミッドレンジクラスになる市場です。当然日本市場での展開はハイエンド領域が中心となるでしょう。スペック面から見て、日本のユーザーが求めるレベルを備え、品質についても日本の厳しいユーザーの目をクリアできるようにします。安かろう・悪かろうではなく、安心して使っていただけるものを出していきます。
認知度については、グローバルではミッドレンジ/ローエンドメーカーのイメージですが、日本ではHuaweiのイメージが固まっていないのでこれを好機ととらえてブランディング、マーケティングを強化していきます。
Ascendの日本での展開も視野に入れています。ラインナップにどうはまるかはオペレーター各社により異なり、Dがよいオペレーターもあれば、Pがよいというところもあるでしょう。
――スマートフォンでは現在、Androidを採用していますが、Windows PhoneなどほかのOSの予定はありますか? ZTEはWindows Phoneにも力を入れていくと述べています。
Windows Phoneの次のバージョンは視野に入っています。
――Androidだけでは不足、あるいは懸念があるということでしょうか?
AndroidとWindows Phoneはそれぞれのよさがあります。現在スマートフォンはAndroidが主流ですが、バリエーションを増やすという意味ではWindows Phoneを好む顧客もいると見ています。
――Androidでは差別化ができにくくなっています。Huaweiの差別化は何になりますか?
確かに似たり寄ったりで差がつけにくくなっています。その中でも、基本性能、高速、薄い、タッチパネルの操作感、バッテリー寿命などで改善をし、評価してもらえるようにと思っています。
また、デザインも強化しています。各地域がチームを持ち、自分の市場にあったデザインを本社と連携しながら作っています。
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