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最新スマホが次々登場 Mobile World Congress 2012レポート 第8回

Nokia、MWCに復活! 廉価版WP7端末に41メガピクセルカメラ

2012年02月28日 12時00分更新

文● 末岡洋子

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Nokiaを下支えしているフィーチャーフォン
格安Android端末からシェアを守ることができるか

 フィーチャーフォンの「Series 40」ラインでは、2011年秋にデビューした最新ブランド「Asha」の最新機種「Nokia 202」「Nokia 203」「Nokia 302」の3機種を発表した。予想価格は、Nokia 202/203が60ユーロ、Nokia 302は95ユーロ。

 Nokia 202(シングルSIM)と203(マルチSIM)はタッチ画面を採用、慣れ親しんだユーザーエクスペリエンスとタッチ画面の操作性を組み合わせ、さらに低価格帯に拡大する。

5色展開を用意するNokiaのフィーチャーフォン新製品「Nokia 202」

 Nokia 302は1GHzプロセッサを搭載し、QWERTYキーボードを備えたHSPA対応携帯電話。FacebookやTwitterなどの統合はもちろん、Series 40としては初めてMicrosoft Exchangeも利用できる。

 ハイエンドのスマートフォンで苦戦するNokiaだが、Series 40のフィーチャーフォン市場は同社にとってシェア維持のために重要な存在だ。このジャンルでNokiaは、低価格化するAndroid端末や中国ベンダーとの競合などの課題に直面している。同社は先に累計15億台のSeries 40機種を出荷したことを報告している。

Nokia 302はローエンドスマートフォン以上のスペックだ

 Nokia 302を紹介したモバイルフォン担当執行バイスプレジデントのMary McDowell氏は、Nokia 302は「ローエンドのAndroid端末よりも高速」と胸を張った。

 NokiaがMicrosoftと提携を発表し、戦略を180度変換したのはちょうど1年前のMWCだ。NokiaのCEO、Stephen Elop氏は、「挑戦続きの1年だったが、すばらしい年だった」「1年で4機種を投入できた」とNokiaの執行力を強調した。今後、差別化のためにNokiaエクスペリエンスとして、アプリやサービスの強化を継続するほか、アプリケーションエコシステムについてもアピールした。

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